犬のしあわせ企画 第2回 手紙コンテスト 結果発表

応募総数:1,003件

コンテスト応募への御礼

この度はコンテストにご応募いただきありがとうございました。
第2回目となるコンテストも1,000通を超える心のこもった
お手紙を寄せていただいたことに深く感謝し、心から御礼申し上げます。
この度のテーマ「大好き!のお手紙」への応募作品につきましては、
「うちの子」が家族の一員やパートナーとして、
かけがえのない存在であると感じられる手紙ばかりで、審査はとても難航し、
結果をお届けするまでにお時間をいただきました。
お手紙を読み進めるごとに、自分の中で犬への愛おしさが増していくのを感じました。

コンテストはテーマを変えながら毎年開催していく予定です。
今後もぜひ参加していただけると幸いです。
最後になりますが、コンテストに参加してくださった皆さま、
そして、協力してくださった全ての方へ改めて厚く御礼申し上げます。

金賞

うちの子の名前 ももちゃん
うちの子の年齢 2歳8ヵ月
うちの子の犬種 ミックス
うちの子の性別 女の子
ペンネーム ひかりさん

ひかりさんからももちゃんへの手紙

ももちゃんへ

あなたの名前はももちゃん。
「ももちゃん」って響きがかわいいから、ももちゃん。

飼い主のこれまでの人生は、音楽、お笑い、お酒の三本柱だった。
あなたが家族になってくれたあの日から、私の人生はもも色一色。

食べることが大好きで、お友達の飼い主さんの懐に入り込むことが上手で、自由きままで、びびりで、慎重派なのに鈍臭くて。
きゅるるんお目目でおやつちょうだいアピールしたり、絶対に自分で取れる高さにあるおもちゃを取ってほしくて短いお手手でちょいちょいしたり、ふわふわわがままボディのおちりをフリフリして歩いたり、ご飯食べるテーブルまで爆速でバック走したり、歯磨きガムをもらうときは人間をなぎ倒したり、寒くなると足の間や膝の上が特等席になったり、眠い時に世界一かわいいクチャラーになったり。
あなたと一緒ならどこに居ても幸せ。あなたと一緒ならどこまでも歩いて行ける。…気がする。
あなたが毎日くれるたくさんの愛に、私はちゃんと答えられているのだろうか。日々更新される、愛おしい気持ち。こんなに愛おしい存在と毎日一緒に過ごさせていただいてよろしいのでしょうか?前世でどんな徳を積んだのでしょうか。前世の私、グッジョブ。

私の頭の中はいつも白いふわふわでいっぱいだけど、あなたの頭の中はいつも茶色いつぶつぶでいっぱいなんだろうな。
私だって、ももちゃんより納豆巻きのほうが好き!と言いたいところだけど、どうしたってももちゃんが大好きなんだ。明日もまた大好きになっているんだろうな。

いつまでも赤ちゃんだと思っているけれど、そんなあなたも次の誕生日で3歳。
できるだけももちゃんの中に流れる時間がゆっくりであって欲しい。ももちゃんだけ先におばあちゃんにならないで。
ご飯が一番でいい。私の寿命30年ももちゃんにあげるから、どうかいつまでも一緒にいてください。一緒にいさせてください。あなたの特等席はいつでもあなたのものだよ。

特別審査員

はせがわ かこ

「ももちゃんが大好き!」という気持ちが、素直に伝わってきました。 愛おしい気持ちが日々更新される、明日もまた大好きになっている・・・ももちゃんを見つめる飼い主さんの瞳が見えるようです。
ももちゃんの中に流れる時間がゆっくりであって欲しいという願いは、命には限りがあるという現実と、永遠に一緒にいたいと思う現実との間で、飼い主さんが抱くももちゃんへの深い愛情を感じずにはいられません。

銀賞

うちの子の名前 ラッキーくん
うちの子の年齢 8歳
うちの子の犬種 ラブラドルレトリバーのミックス犬
うちの子の性別 男の子
ペンネーム ななこさん

ななこさんからラッキーくんへの手紙

大好きなラッキーへ

ラッキーとの出会いは、近所の保健所だったね。一目見た瞬間、「この子だ」って思ったんだよ。生後8週間の頃から肉球が大きくて、「この子は将来ビッグになるね」って言われていたけれど、その言葉通り、今では50㎏。散歩に行く度、通りすがる人たちに「イケメンだね!」「足長いね!」「スタイルいいね!」ってたくさん声をかけてもらえて嬉しいね。

ラッキーと過ごす毎日は、本当に幸せで、あなたがそこにいるだけで家の中がパッと明るくなるんだよ。ウォータードッグなのに水が嫌いなところとか、大きな体のわりに実はすごく繊細だったり、そんなあなたの一つひとつが大好きだよ。

ラッキーが家に来てから長いようであっという間だったこの8年間。毎日学校から帰ると、尻尾を振りながらスリッパをくわえて出迎えてくれたことが、何よりの楽しみだったんだよ。でも、それも今月が最後なんだね。ねえねが大学で上京したら、ラッキーは寂しいって思ってくれるかな。たまに帰ったら、「おかえり」ってスリッパ持ってきてくれるかな。毎週絶対にテレビ電話しようね。

ラッキー、あなたは何にも代えがたい宝物だよ。ラッキーがどれだけねえねの毎日を明るくしてくれているか、あなたはきっと分からないだろうけれど、ねえねは心が痛いくらい感じているよ。これからもずっとずっと一緒に過ごそうね。

ラッキーのことが世界で一番大好きなねえねより

特別審査員

はせがわ かこ

ラッキー君の存在が、日々の生活のなかで、どんなに大きくかけがえのないものなのかが、とてもよく分かります。
学校から帰ると、ラッキー君が尻尾を振りながらスリッパをくわえて待っている、
そんな日常が本当に幸せなんですよね。
たまにしか会えなくなっても、飼い主さんのラッキー君への「大好き!」は、ラッキー君のなかで輝き続け、またスリッパくわえて帰りを待っていると思います。

銅賞

うちの子の名前 キンちゃん
うちの子の年齢 1歳
うちの子の犬種 雑種
うちの子の性別 女の子
ペンネーム Kumiさん

Kumiさんからキンちゃんへの手紙

キンちゃんへ

結婚してわんちゃんをお迎えするのが、ずっと私の夢でした。旦那さんは、犬を飼った事がなく、特別に犬が好きなわけではないタイプだったけど、私の犬好きを知っているので、快くわんちゃんをお迎えする事に賛成してくれました。
キンちゃんは、お外で兄弟でいた所をレスキューされた子だからか、怖がり、ビビりさんで、縁あってうちに来てくれた当初は、抱っこもなかなかできず、撫でようとするとその度にビクッてなっちゃってたね。
最初は、初めてわんちゃんを飼う旦那さんを思うと、もっと人慣れしている、しっぽフリフリしてくれる子をお迎えした方が良かったのかな?ってちょっと思った事もありました。でも、旦那さんはキンちゃんのペースを大切にして、一緒にゆっくり進んでくれて、徐々に、旦那さんとキンちゃんがくっついてソファーで寝てる姿が多くなって…旦那さんはキンちゃんに「なんであなたは、そんなに可愛いの~」ってたくさん話しかける様になって……。
本当に本当に幸せで、嬉しくて、キンちゃんは可愛いくて。
今は、旦那さんとキンちゃんと私で、ソファーで一緒にお昼寝がルーティンになったね。大切な群れの仲間になれた感じ、とんでもなく心地がいい。
旦那さんがたびたび口がする「キンちゃんうちに来てくれて本当にありがとう。」
キンちゃんと旦那さんと一緒のこれからが本当に楽しみで仕方ないです。
キンちゃん、大好き!

特別審査員

はせがわ かこ

初めは怖がりでびくびくしていたキンちゃんが、飼い主さんご夫妻の「大好き!」をたくさんもらって、少しずつ心がほぐれていったのですね。
一緒にするお昼寝に、群れの仲間になれたと感じるのは、キンちゃんも同じかもしれないと思いました。
「大好き!」は、最強の心の栄養なのだと感じます。

銅賞

うちの子の名前 蘭ちゃん
うちの子の年齢 8歳
うちの子の犬種 ヨークシャテリア
うちの子の性別 女の子
ペンネーム 宇宙一の幸せさん

宇宙一の幸せさんから蘭ちゃんへの手紙

蘭ちゃんへ

だいすきな世界でいちばん可愛いヨークシャテリアの蘭ちゃんへ あなたは私の世界を丸ごと変えてくれました。これは大袈裟に言っているのではなく事実なんですよ。貴方は自分が思っている以上に私の心をやさしくしてくれましたね。
中学三年の冬は私にとって地獄のような毎日でした。ふとしたきっかけで行けなくなった学校、母との言い合い。自分の生きている意味すらわからなくなっていた毎日の中貴方はやってきました。
ペットショップで売れ残っていたあなたはこわがりで、ぶるぶると震える貴方があまりにも可愛くて守りたくて初めて会ったばかりなのに何度も抱きしめたくなるのを怖がらせては駄目だと堪えたのを今でも覚えています。
貴方はこの家にはたくさんの花を咲かせてくれました。鬱々とした世界を生きていた私に道端にある小さな幸せを教えてくれたり、悲しい気持ちに押しつぶされそうになった日にはどうしたの?と困った目をして涙をぺろぺろと舐めてくれましたね。もしかしたら塩っぱさが不思議だっただけなのかもしれませんが私は蘭のあの行動で確かに生きてていいんだと感じることができたよ。私が蘭を愛しているように蘭も私を愛してくれているのだと、私は生まれてきて貴方に出会えて良かったと心の底から感じたよ。ずっとわからなかった生きていた意味がこの子に出会うためだったんだと知った時胸の奥がじんわり温かくなってやさしいきもちになれます。言うこときいて!と思うときも元気なうちにたくさんやりたいことをさせてやりたい気持ちも…毎日がそんなせめぎ合いです。それもこれも貴方にすこしでも楽しく生きてほしくて、たくさんの人に愛してほしくて幸せに感じてほしいからです。だからすこし気に食わなくても、お姉ちゃんは蘭のために言ってくれてるのかな?と考えてくれると嬉しいです笑
これから長い犬生、もっともっと幸せに過ごせるように私も頑張るから蘭もたくさん笑ってみんなで幸せに過ごそうね。うちにきてくれてありがとう。私をお姉ちゃんにしてくれてありがとう。ずっとずっとだいすき。

特別審査員

はせがわ かこ

「私の世界をまるごと変えてくれた」
この言葉に、蘭ちゃんへの全ての思いが凝縮されているように感じます。
生きていた意味は蘭ちゃんに出会うためーーー
飼い主さんと蘭ちゃんが互いに思い合う「大好き!」が、この素敵で大切なことに気づかせてくれたのだと思いました。

特別賞

うちの子の名前 ちゃちゃ丸くん
うちの子の年齢 4歳3ヶ月
うちの子の犬種 チャイクレ×トイプーMIX
うちの子の性別 男の子
ペンネーム ちゃーくん大好きさん

ちゃーくん大好きさんからちゃちゃ丸くんへの手紙

ちゃちゃ丸くんへ

ちゃちゃ丸が家にやって来たのは4年前。
不登校で家にこもりがちだったお兄ちゃんの笑顔を見たくて、家族みんなで犬を飼おう!と決めたんだ。
出会いを求めて何日も何日も探し回り、ようやく巡り会えたのがちゃちゃ丸。
まだまだ小さくて、ちょこちょこしてて可愛いくて♡
一瞬で家族に笑顔をもたらしてくれました。

当時のお兄ちゃんは中学生。
起立性調節障害を患い、朝からの登校が困難で、親切な先生がいつも自宅に迎えに来てくれた。
ピンポーン!とインターホンが鳴ると、リビングのカーテンをひょこっとくぐり、窓越しにお兄ちゃんを見送る。
そんなちゃちゃ丸のちっちゃな背中は一体何を思っていたのだろう…

お兄ちゃんは高校生になり、それでもやはり思うようにはいかなくて。
今度はママが学校まで車で送る事もしばしば。
そんな時には「僕も行くよ!」と我れ先にと玄関で待っていてくれたね。
後部座席にちょこんと座り、「僕がついてる!頑張って!」と言わんばかりに、いつもお兄ちゃんに寄り添ってくれてたよね。

ママが辛い時もちゃちゃ丸はすぐに気付いてくれる。
ママのお顔をペロペロ舐めて、「わかった!わかった!もういいよ笑」と自然に笑顔へと変えてくれる。
どれだけ励まされた事か、心強かったか計り知れないよ。

そんなお兄ちゃんは今年の春から大学生。
ちゃちゃ丸と過ごしたこの家を出て、一人暮らしを始める。
ちゃちゃ丸から沢山の愛と力をもらい、大きく育ったお兄ちゃん。
これからも一緒に見守り続けてくれますか?

「ありがとう♡」「大好きだよ♡」と幾度となく繰り返される言葉を、鬱陶しいと思わないでね!
心からありがとう。心から大好きだよ。ちゃちゃ丸♡
ママより

犬のしあわせ実行委員会

ちゃちゃ丸君が家族の一員として、ちゃーくん大好きさんとに寄り添って、家族の大変な時を乗り越えた様子に、改めて犬の存在の偉大さを気付かせてくれる手紙でした。

問い合わせ先

■犬のしあわせ実行委員会
〒160-6125 東京都新宿区⻄新宿8-17-1 
住友不動産新宿グランドタワー25F
E-Mail:inunoshiawase@marketing-partner.jp