広告・ブランディング分野で活躍する株式会社クライマーズ所属のフォトグラファー、すずきみわ子氏が、日本広告写真家協会（APA）主催の「APAアワード2025」において「美しい日本賞」を受賞した。この賞は、日本の風土や文化の魅力を写真で表現した広告作品に贈られる栄誉ある賞である。

受賞作品「SAKE FROM THE LAND」は、日本酒「七賢」の原材料である水、空気、麹のルーツとなる甲斐駒ヶ岳の風景を、米麹の質感を用いて再現するという独創的なコンセプトが高く評価された。すずき氏は、「日本酒は環境の力と職人の技が織りなす奇跡の産物です。ただの風景写真ではなく、その背景にある日本の酒造文化までも感じ取れるような作品に仕上げました」とコメントしている。

APAアワードは1961年から続く歴史ある写真の公募展で、日本国内で最も権威のある広告写真のコンテストの一つとして知られている。今年度の広告作品部門には203作品の応募があり、53の作品が入賞・入選に選ばれた。すずき氏の作品は、2025年2月22日から3月9日まで東京都写真美術館で開催される公募展で展示される予定だ。

すずき氏は今回の受賞を機に、さらにクリエイティブの幅を広げる意向を示している。「写真の力で、ブランドを強くする」という信念のもと、広告撮影やブランドビジュアル制作の分野で、より多くの企業と新たな価値を創造していくという。

また、すずき氏はフォトグラファー視点でプロデュースした撮影スタジオ「スタジオピーク」も展開している。表参道・北参道エリアに位置するこのスタジオは、自然光を活かした設計や多用途に対応できる空間設計など、プロフェッショナルな撮影環境を提供している。

クライマーズは、フォトグラファー、映像クリエイター、プロデューサーが一体となり、写真・映像を駆使したマーケティング戦略を提供する企業だ。今回のすずき氏の受賞は、同社のクリエイティブ力の高さを示す好例となった。今後も、広告写真の分野で新たな表現の可能性を追求し続ける同社の活躍に注目が集まりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000154404.html