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竜泉寺成田

あなたとよむ短歌 vol.70 テーマ詠「新しさ」結果発表

柴田葵のコメント

竜泉寺さんのこの短歌は、「毎回新しい」もしくは「新しさがない」という状態を詠んだものです。何回目でも痛いものは痛くて、2回目だから大丈夫ということはない。つまり、ぜんぶ1回目の痛みと同じってこと? たしかにそんな気がしてきます。 ケガにしろ注射や頭痛などにしろ、実際には、何度か経験すれば前回までの経験を思い出すものです。ただ、純粋に「痛さ」だけにフォーカスすると、痛いものは痛くて、もうこれ1回目と同じじゃない? ぜんぶ1回目じゃない? と、雑なことを半泣きになりながら言いたくなります。この短歌を読むと「あ、いま痛いんだな」と思います。痛みを感じているときの、妙に冷静になる瞬間が想起されます。