大阪の町工場に迫る特集展示が開催!ものづくりの歴史を探る


大阪の産業発展を支えた町工場の歴史
大阪歴史博物館で令和8年4月8日から6月29日まで、特集展示「たんけん!となりの町工場」が開催される。明治初期の大阪は、明治維新の影響で経済が低迷していたが、大阪砲兵工廠と造幣寮という二つの官営工場をきっかけに産業都市として発展した。明治期末から繊維産業や機械金属工業が盛んとなり、大正期から昭和初期にかけて、臨海部や北東部を中心に工場が増加していった。
数人規模の独自技術が支えた産業基盤
多くの工場は数人から数十人規模で独自の製造技術に特化した町工場であった。町工場が大阪の産業都市としての土台をつくり、その発展を支えてきたといえる。本展では、鉄工所、製材所、硝子加工所などの大阪市内ゆかりの町工場に関する大正・昭和期の資料を中心に、現在の暮らしに身近なものづくりの歴史を紹介する。
薩摩切子に影響を受けた高度な硝子技術
展示される主な資料には、硫酸肥料株式会社発動機の写真展示、村田製材所の写真展示、硝子研磨用砥石、切子藍被せ酒器形ガラス花入などがある。東淀川区柴島にあったライト照明の片岡利英氏による戦前の作品は、薩摩切子の技法に影響を受けており、技術力の高さと先進性が感じられるものだ。なお、薩摩切子は明治初期に製造法が途絶えたとされるが、昭和50年代から昭和60年代にかけて大阪の切子職人らによって本格的な復刻が行われた。
展示解説やクイズなど関連イベントも充実
会場は大阪歴史博物館8階特集展示室で、常設展示観覧料で観覧できる。展示資料数は約30件で、期間中は展示解説やわくわく子ども教室「まちこうばクイズ~クロスワードパズルにちょうせん~」、なにわ歴博講座「町工場を支えた人びと―大阪の切子職人の技とこころ―」などの関連イベントも予定されている。火曜日休館だが、5月5日は開館する。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000144.000135074.html