恋を綴り、愛を詠う「第3回令和相聞歌」
香川県宇多津町の令和相聞歌実行委員会では、「恋」をテーマにした短歌や詩、メッセージなどを募集しています。恋人や愛する人への想いを、80文字以内で自由に表現してください。締め切りは2021年11月11日。発表は2022年1月21日です。最優秀賞1点には、賞金10万円が贈られます。
相聞歌ってなに?
奈良時代末期につくられたという、日本最古の和歌集『万葉集』。都への勤めや兵役など、さまざまな理由で遠く離れて暮らす恋人や夫婦が、その思いを詠んだ和歌が残っています。そのように、誰かのことを思い、恋や愛をうたった和歌・短歌のことを「相聞歌」といいます。
宇多津町にある宇多津臨海公園は、全国の観光地から「プロポーズにふさわしいロマンティックなスポット」を「恋人の聖地」として選定するプロジェクトにより、四国で最も早く「恋人の聖地」に認定されたスポットです。それにちなんで「平成相聞歌」という公募が始まり、令和になってからは名前を変えて継続しています。
応募する作品は、短歌や和歌の形式でなくてもOK! 80文字以内なら、自由に表現してよいそうです。選考委員が選出した50作品程度はWEBで公開され、一般によるインターネットで投票を実施する予定。その投票の結果で、最優秀賞、優秀賞、特別賞が決まります。
過去の入賞作に胸キュン
主催者のWEBサイトでは、過去の入賞作品や選評が読むことができます。応募前にチェックして、ぜひ参考にしましょう!
前回(第2回)の最優秀賞、優秀賞は以下の作品でした。
[最優秀賞]
始まりは初雪の日の滑り台
[優秀賞]
ふたりして真珠となりぬ朧月
友だちにもどる春夜の口紅をこんなきれいにぬってしまって
下校時の君だけ光る麦畑
心情をストレートに表現するのではなく、風景があざやかに浮かぶものや、言葉の端々に切なさを感じるものなど、詩的な感性にあふれる作品が多く入賞しています。入選作品はペンネームで公表されるので、秘めた思いも堂々と相聞歌にして応募しましょう!
瀬戸内海に沈む夕陽が映える宇多津町。あなたらしい言葉のチョイスで、今の時代らしい恋の歌を届けてください!
●締切:2021年11月11日(木)
青木緑
公募情報ライター。得意分野は短歌と川柳。いつか小説にも挑戦したい。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://www.reiwasoumonka.com/
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