冒険心あふれた物語を「第18回ジュニア冒険小説大賞」
創作集団プロミネンスと岩崎書店が、子ども向けの冒険小説を募集します。作品の長さは400字詰め原稿用紙150枚〜200枚。締め切りは6月30日。結果発表は12月1日です。大賞作品には賞金20万円が贈られるほか、岩崎書店から出版され、規定部数以上を売り上げた場合には印税も支払われます。
どんな冒険でもOK
創作集団プロミネンスは、作家・翻訳家・画家の団体。児童向けエンタメ小説の創作・普及に努めてきました。岩崎書店は、国内外の児童小説を手がけてきた歴史ある出版社です。
海外ファンタジーばかりが注目される傾向にあった2001年当時、日本オリジナルの冒険小説を子どもたちに届けたい、という思いから創設された本賞。これからの児童文学を支える、新鋭の作者の登場に期待が高まります。
冒険小説であればどんな内容でもOK。小学校高学年から読める作品が求められます。ファンタジー、SF、ミステリー、ホラー、ナンセンスなど、自分の得意な分野で挑戦するのも◎です。
大賞作品は大ヒット!
前回(第17回)の応募数は115編。歴代3位の多さでした。文学賞としては決して応募数が多い賞ではありませんが、送られてくる作品のレベルは大変高いそうです。
その証拠に、大賞を受賞して刊行された作品の多くは重版を重ね、出版部数は1万部に迫るものから、2万部を越えるものまであるとのこと。近年、どの出版社も新刊を出版しづらくなっているなかで、書き下ろしの長編児童書がこのようにヒットするのは、受賞作品の素晴らしさにほかなりません。
審査は、公募スクールでも講師を務めている児童SF作家・後藤みわこ氏や、日本SF作家クラブ第17代会長・東野司氏、作家であり翻訳家の南山宏氏などが行います。
ワクワクドキドキするエンタメ要素と、心情や風景の丁寧な描写、そして独自性。子どもたちの記憶に残り、人生の糧になる作品を目指しましょう!
青木緑
公募情報ライター。得意分野は短歌と川柳。いつか小説にも挑戦したい。公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://www.iwasakishoten.co.jp/news/n10303.html
コンテストの趣旨がより明確に伝わるよう、公式サイトの画像を一部引用させていただくケースがございます。掲載をご希望でない場合は、お問い合わせフォームよりお申し付けください。