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第23回文房具アイデアコンテスト結果発表

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結果発表

仕事や勉強に欠かせない文房具。「こんな文房具あったらいいな」と思ったことはありませんか?「象が踏んでもこわれない…」のキャッチコピーで有名な「アーム筆入」を生み出したサンスター文具株式会社では、文房具アイデアコンテストを開催しています。

23回目となる今回は、一般部門とジュニア部門の共通テーマ「ぴったり」に加え、ジュニア部門では「ペンケース・筆箱」「国語・算数・理科・社会・図工」というテーマのもと募集が行われました。「テーマである『ぴったり』に沿った実用的な作品が多く寄せられました」と担当者の駒崎さん。一般部門に1712作品、ジュニア部門に1902作品の応募がありました。

果たしてどの作品がグランプリに輝いたのでしょうか?

 

一般部門グランプリ

「小口の付箋」 山下大地さん

【作者コメント】

本から付箋が飛び出ない。端にぴったり合わせて貼ることで、本の中に収まる付箋です。小口染め加工を使って断面に色をつけることで、貼った付箋の位置が本を閉じていても分かります。付箋が折れ曲がって汚く見えてしまう事もなくなり、気持ちよく本を持てると思います。なるべく本の邪魔にならないように、付箋の紙面は半透明で、一辺の断面だけに色を着けています。そっと添えるだけ、必要最低限の要素で役割を果たすものがあっても良いのではないかと思います。

 

【講評・安次富隆氏】

付箋は本から飛び出して使うモノいう常識を覆す画期的なアイデアです。ページの端にぴったり合わせるだけで目印になるという気付きが素晴らしい。「小口の付箋」を使えば、付箋が折れたり破れたりという不快な思いを解決してくれます。粘着部は透明なため、文字が隠れることを気にせず好きな場所に貼ることもできます。色違いの「小口の付箋」を複数並べて貼って、付箋に意味を持たせることもできそうです。工夫次第で付箋の使い方が変わるかもしれません。

 

ジュニア部門グランプリ

「金魚リウムペンケース」 築地彩さん

【作者コメント】

私は家で金魚を飼っているので、このアイデアがふと思いつきました。まるで、本物の金魚を見ているような気持ちになります。金魚も水草も動くようになっているので、毎回、変化が楽しめます。中を開くと水そうシリーズの文房具が入っています。

 

【講評・ピカちんズ氏】

ペンケースと文房具たちの織り成す徹底した世界観がもうカンペキ! もはや世界一小さなテーマパークと言っても過言ではないでしょう。必要な文房具は全て揃っているし、勉強の合間に眺めれば、疲れた頭や心が癒されるだろうなー。澄み渡っていくイメージ。閉じ具ががま口なのもすごくかわいい!

 

受賞作品は毎日が楽しく快適になるアイデアですね。みなさんも身近なものをヒントに、アイデア文房具を考えてみてはいかがでしょうか?

(著者:香山衣美)

 

【主催】サンスター文具株式会社 【応募数】3614作品

入選作品はこちらから読むことができます。

http://www.sun-star-st.jp/news/61/23th_prize.html