商品化も!?「週刊少年ジャンプ」連載中のキャラをアレンジ
集英社の週刊漫画雑誌「少年ジャンプ」では、現在、連載中のキャラクターをアレンジしたデザイン画を募集しています。
受賞作品には、審査員長を務める『ONE PIECE(ワンピース)』尾田栄一郎先生からのコメントが付くほか、商品化・付録化のチャンスもあります。
独自のデザインは難しいけれど、既存のキャラクターをアレンジするのは面白そう!
実際、どんなデザインが商品化されているのかキャラクターグッズを扱うショップを覗いてみたら、2頭身になっている「ちびキャラ」のラバーストラップや缶バッジ、ぬいぐるみ化されたマスコットなどを発見。
デフォルメされ、雰囲気は変わっていてもキャラクターが持つチャームポイントはしっかりと反映されています。
キャラクターの個性を生かしつつ、ひと味違うデザインのアイデアはないかな…とヒントになりそうな作風を調べてみました。
画家や絵師のユニークな手法を真似てみる
インパクトのある作風といえば、果物や野菜などを寄せ集めて、人の顔にみえる作品を描く「アルチンボルド」。昨年の国立西洋美術館で開催された展覧会でも注目が集まりました。
その手法は、江戸時代のからくり図案のなかでも見られます。浮世絵師・歌川国芳の寄せ絵では、たくさんの人体によって一つの顔が作りだされています。
募集要項によれば、キャラクターは複数でもOK。登場人物を総動員して主人公を表すことも可能かもしれません。それぞれの特徴を活かして、どこに配置するかパズルのように考えるのも楽しそうですね。
尊いお姿にも共通点…仏画よりヒントを得る
経典を書き写すのは「写経」ですが、仏様のお姿を描き写すことを「写仏」と言います。
心が整う・癒されると静かなブームになっていて書店には、お手本の下絵をペンでなぞるだけ・誰でもカンタンに描くことができる関連本も売られています。
代表的なお姿は、悟りを開いた如来(にょらい)を最高位に菩薩(ぼさつ)・明王(めいおう)・天部(てんぶ)の4種類。
慈悲深い面相の「如来・菩薩」に対し、怒りの表情の「明王・天部」。それぞれの立場・役割を調べてみると、お顔立ちの理由がわかります。
着衣や持ち物、髪型や手の仕草など細部まで注目してみると、キャラクターとの共通部分が見えてくるかもしれません。
いろいろな角度からデザインを考えてみると、キャラクターの意外な姿にも出会えるかも!?
ひねりを効かせたアレンジを考えてみませんか?
公募情報の詳細はこちら:https://www.koubo.co.jp/contest/art/competition/043360.html
週刊少年ジャンプ ジャンプキャラクター アレンジデザイングランプリ
(2018年5月31日〆切)