羊毛で作ったって、ホント?! 「第11回全国ニット大賞」
北海道の士別サフォーク研究会では、「第11回全国ニット大賞」を開催。羊毛を使った手作りの編物・織物・工芸品の作品を募集します。ニット大賞には賞金5万円が贈られます。募集期間は2023年3月1日〜5月31日。2年に1度のチャンスに、おうち時間で仕上げた渾身の作をぜひ!
開催は、2年に1度だけ!
北海道の羊といえば、ジンギスカンを思い浮かべる人が多いのでは? 実は、羊毛のための羊「めん羊」飼育が盛んな地域があります。旭川から車で1時間ほど北上したところにある士別市です。
「全国ニット大賞」は、同市で2年に1度開かれる羊毛を使った手作りの編物・織物・工芸品の公募展です。過去の入賞作には、個性あふれる意欲的な作品がずらり。その一部を紹介します。
まず、前回の大賞はこちら! 羊毛で作られた、ラクダとサルです。2匹の表情や首の角度、細かなパーツなど、手作業の繊細さにびっくり!
前回大賞作品「ふるさとを思ふ」
一般毛糸使用部門賞は「胸我夢中」でした。毛糸は暖かいアイテムを編むものという常識を覆す、アバンギャルドな作品です。
前回一般毛糸使用部門賞「胸我夢中」
前回は10回記念として、「ニット界の貴公子」こと広瀬光治さんが審査する広瀬光治賞もありました。
広瀬光治賞「リバーシブルブランケットさくらさくら」
そのほかの入賞作も、ぜひご覧ください!
北の大地に、のびのび暮らす羊たち
士別市では、古くから羊の飼育が盛んに行われてきました。一番多く飼育されているのは、黒い顔がかわいいサフォーク種。そのことから、同市は「サフォークランド士別」の愛称で親しまれています。
市内にある「羊と雲の丘」には、世界各国の珍しい羊たちを見られる「世界のめん羊館」、士別市で飼育しているサフォーク種の羊毛を使った工芸品が体験できる「めん羊工芸館 くるるん」があります。ここを拠点に活動する「士別サフォーク研究会」が、本公募を主催しています。
研究会長の志村さんからは、「コロナ禍でお家時間が増えました。その中で、羊毛の癒やしに触れた皆さまの自慢の作品をお待ちしています」とのメッセージ。
審査員は、展覧会の来場者
全国のニット・羊毛ファンから寄せられた作品は、6月18日〜8月17日まで「世界のめん羊館」「めん羊工芸館」に展示されます。審査は、展覧会の来場者の投票で行われます。
前回は約300名もの投票があったそう。数十年前にはいくつもあったニットのコンクールも、近年は随分減ってしまったといいます。羊毛のハンドメイドを愛するあなたの力作を、多くの人に見てもらえるこのチャンス、逃す手はありません!
公募情報ライター。特に注目しているのは、文芸とアート系。作品や取材先の方の言葉に胸を震わせながら執筆している。藤井風さん、落語家の柳家緑太さんが好き。
出典: https://kururunkoubou.wixsite.com/website-1
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