中村航選 プロットだけ大賞 第4回 入選 モールデートは配信のあとで
-第4回-
結果発表
お題ログライン
入 選
「モールデートは
配信のあとで」
右近の橘(著)
4.3★★★★★
カテゴリ 友情 VR アイドル 小説
舞台・世界観
恋人の悟史が、自分を「デブ」と言っているのを聞いてしまい、傷心中の双葉。彼女は、同じく容姿に劣等感を持つ静と出会い、それぞれの長所を生かして、人気のVRアイドルを目指していく。
登場人物 吉野双葉(19)
女性。大学生。丸顔で奥二重、小柄で目立たないが、美声の持ち主。 静の美貌に気づき、彼女をモデルにしたVRアイドルの『フタリシズカ』として、自らが声を当てて活動する。
一色悟史(21)
男性。大学生。双葉と同じ漫画研究サークルに所属し、交際しているが双葉をぞんざいに扱っている。 アニメの女性キャラのプロフィールを根拠に、双葉を『デブ』と言っていた。
一色静(17)
女性。高校生。172cmの長身、かつ中性的な容姿を揶揄され続けたために、猫背で卑屈な言動が多い。 だが、本心では可愛いファッションやアイドルに憧れを抱いている。
ストーリー
大学生の双葉は、恋人の悟史を新しく出来たショッピングモールに誘うが、就活で忙しいと断られる。しかしながら、悟史が友人に「あんな人前で、デブと並んで歩くなんて恥ずかしいだろ」と話すのを聞いてしまう。
ショックを受ける双葉は、忘れ物を届けにきた悟史の妹・静と出会う。はじめ、猫背で陰気に見えた静だが、双葉はその顔立ちが美しい事に気づく。しかしながら、静は容姿を揶揄われ続けた事で、自信を失くしていた。
静の卑屈な言葉に、双葉は自分も悟史の言葉で自信を失くしていた事に気づく。双葉は、静に自信を取り戻させるため、ある提案をする。驚いたことに、それは静をモデルとしたVRアイドルを作る事だった。
静をモデルとし、双葉が演じるVRアイドル『フタリシズカ』は大ブレイク。ファンの応援で、双葉と静は前向きになっていく。遂に悟史に別れを告げた双葉は、念願のショッピングモールデートを静と楽しむのだった。
中村先生からの一言コメント
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