中村航選 プロットだけ大賞 第4回 入選 グループ名はSUM104
-第4回-
結果発表
お題ログライン
彼氏の言動に深く傷ついた主人公が、自分の殻を破ってアイドルになり、元彼を見返そうとする話。
入 選
「グループ名は
SUM104」
よしかわ(著)
4.3★★★★★
カテゴリ アイドル コメディ 小説
舞台・世界観
引っ込み思案な結衣は、彼氏に意見を言えずいつもうじうじしている。うんざりした彼氏にとうとう振られてしまい、自分を変えたいと強く願う。そんな中偶然目にした広告に惹かれ、アイドルを目指すことになる。
登場人物 結衣(16)
女子高生。綺麗な歌声を持つが恥ずかしがり屋で引っ込み思案。
「私、本当は大声で歌いたい!」
おじさん①(42)
男性。芸能事務所のスタッフ兼アイドル。ぽっちゃり体型だがダンスが得意。
「君、とっても綺麗な声してるね。もっとみんなに聞かせてあげようよ」
おじさん②(46)
男性。芸能事務所のスタッフ兼アイドル。ダジャレが好きでいつも笑顔。
「観客なんて、皆『いも』と思えばい『いも』の!」
ストーリー
第1章
失恋したての結衣。偶然アイドルグループのメンバー募集の広告を見て、陰気な自分を変え元彼を見返すにはこれだ!と考え応募。見事合格し事務所の扉を開ける。驚いたことに、他のメンバーは全員おじさんだった。
第2章
設立したばかりの事務所で人手不足の為、事務員のおじさんがメンバーを兼任しているとのこと。結衣は辞退しようとしたが、彼らのパフォーマンスを見て思い留まる。驚いたことに、ダンスのキレがとても良かったのだ。
第3章
結局結衣はグループに加入。デビューライブに向け歌やダンスを練習するが、人前で歌う事が苦手な結衣は苦戦する。しかしながら、40歳を過ぎたおじさん達が堂々と踊る姿を見て、自分も勇気を出そうと決意する。
第4章
ライブ当日、おじさん達からの激励もあり結衣は堂々と歌い上げた。おじさん1のキレのいいダンス、おじさん2の愛嬌、結衣の美声により会場は大盛り上がり。全力を出しきった三人は笑顔で見つめあったのだった。
中村先生からの一言コメント
「グループ名はSUM104」は、おじさん二人と十六歳女子高生のアイドルグループの微笑ましさに好感を持った。
※中村先生の大賞選評は2024年夏号にて
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