白泉社マンガラボ!夏の新人賞で70作品の激戦!大賞は「色気×演出力」で魅せた新鋭・天使まじかが受賞
白泉社が運営する全誌合同マンガ投稿サイト「マンガラボ!」の「真夏の色っぽシチュ♡コンテスト」の結果が発表された。70作品が競い合う中、大賞に輝いたのは天使まじか氏の「夏の終わりの思い出づくり」。男性キャラクターの色気と巧みな演出力が高く評価され、賞金15万円に加え、マンガPark連載権という大きな登竜門への切符を手にした。
注目を集めたのは「ふどのふどう賞」を受賞した治川ぺそ氏の『ひとりよがりの夜たちに』。お風呂上がりの未亡人を訪ねる幼なじみという艶めかしい設定から、予想外の展開へと誘う構成力が絶賛を浴びた。さらに「シチュエーション賞」とのダブル受賞という快挙も成し遂げている。
各部門賞では、眞白ちず氏の『幸くんとさっちゃん』が「セクシー賞」を、志咲氏の『浴衣やめちゃったの?』と、チョッキ氏の『先生に密かに思いを寄せる女子の話』が「エモ賞」をそれぞれ受賞。福辺氏の『雨宿りの続きは』は「セリフ賞」に輝いた。特筆すべきは、愛犬ぽち丸氏の『彼氏が酔っ払って帰ってきた!!』の魅力的なキャラクター性が評価され、急遽「キャラクター賞」が新設されたことだ。
受賞作品には、賞金のほか担当編集がつくという特典も用意され、プロの漫画家としての第一歩を踏み出す機会が提供される。白泉社は今後も様々なコンテストを開催し、新人作家の発掘・育成に力を入れていく方針だ。