衝撃の快挙!映画『敵』が東京国際映画祭で19年ぶり邦画3冠達成!77歳の孤独な老人を巡る不穏なミステリー、2025年1月全国公開
国内最大級の映画祭として知られる第37回東京国際映画祭で、映画『敵』が「東京グランプリ/東京都知事賞」を含む3つの賞を獲得し、大きな話題を呼んでいる。邦画作品による3冠獲得は実に19年ぶりの快挙となった。
本作は、筒井康隆の同名小説を原作に、『桐島、部活やめるってよ』で知られる吉田大八監督が5年の歳月をかけて映画化。主演の長塚京三が演じるのは、77歳の元大学教授・渡辺儀助だ。妻に先立たれ、古い日本家屋で完璧な生活を送る孤独な老人の日常に、突如として「敵がやって来る」という不穏なメッセージが届くところから物語は始まる。
コンペティション部門では、作品の最高賞となる「東京グランプリ/東京都知事賞」に加え、長塚京三が「最優秀男優賞」、吉田大八が「最優秀監督賞」を受賞。企画・製作を手がけたギークピクチュアズの小澤祐治プロデューサーは「観て怖いという人もいますが、実は人生を豊かにして欲しいと思って作った映画です」とコメントを寄せている。
瀧内公美、河合優実、黒沢あすから実力派キャストも集結し、日本映画界の期待を一身に集める本作。2025年1月17日より、テアトル新宿ほか全国で順次公開される。果たして主人公を脅かす「敵」の正体とは──。ミステリアスな展開に、今から期待が高まる作品となっている。