古民家を舞台に台湾映画の日本初上映も!高円寺「本の長屋フェス・秋」で時空を超えた文化体験
築100年の古民家を舞台に、独自の書店文化を築いてきた高円寺の「本の長屋」が、2024年11月17日から28日まで「本の長屋フェス・秋」を開催する。今回のテーマは「台湾、高円寺、昭和十五年。そしてユーラシアへ」。時空を超えた壮大な文化体験を提供する。
注目は台湾の幻の作家・翁鬧を題材にしたドキュメンタリー映画『夜明け前の恋物語』の日本初上映だ。11月19日にカフェ アンリ・ファーブルで行われる上映会では、林君昵・黃邦銓両監督によるアフタートークも予定されている。23日には本の長屋での第2回上映会も開催され、台湾の音楽家・王榆鈞によるライブパフォーマンスも実施される。
フェス期間中は、建築史家・藤原玄明氏による「高円寺、昭和15年」の風景展示や、台湾タイヤル族の伝承歌を伝えるEri Liaoさんによる文化講座など、多彩なイベントが連日開催される。また、都内近郊で活動する「ハリ書房」の特別出店や、シタール奏者・田中悠宇吾氏による北インド古典音楽の解説など、アジアの文化を広く体験できる機会も用意されている。
会場となる本の長屋は、関東大震災後に建てられた築100年の古民家を活用したシェア型書店。誰でも「函店主」として参加できる独自のシステムを採用し、本を通じたコミュニティづくりを実践している。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000116200.html