瀬戸内の島で妖怪アートが大集結!「第一回妖怪画大賞」グランプリ作品は芸術祭期間中の個展権利を獲得
自由な発想で妖怪を描く新しいアートコンテスト「第一回妖怪画大賞」の応募締切が迫っている。小豆島の妖怪美術館が主催する本コンテストは、従来の造形作品から絵画作品へと表現の幅を広げ、新たな妖怪アートの発掘に挑戦している。
本コンテストの最大の特徴は、グランプリ受賞者への豪華な副賞だ。賞金10万円に加え、2024年9月にリニューアルオープンした宿泊施設「入舟」の一室を、瀬戸内国際芸術祭2025の会期中107日間にわたって個展会場として使用できる権利が与えられる。年間20万人が訪れる観光スポット「エンジェルロード」に面した絶好のロケーションで、受賞作品だけでなく、作家自身の他の作品も展示することが可能となる。
審査員には、妖怪画家で妖怪美術館館長の柳生忠平氏を筆頭に、日本画家の平良志季氏、アートディレクター・墨絵師の東學氏という錚々たる顔ぶれが名を連ねる。一次審査を通過したファイナリストの作品は、2025年2月2日に小豆島で開催される「妖怪万博2025」の会場に展示され、その場で最終審査が行われる。
妖怪美術館は2013年から「妖怪造形大賞」を6回開催し、累計900点以上の作品を収集。今回の「妖怪画大賞」は、さらなる表現の可能性を広げるべく、2次元作品に特化したコンテストとして企画された。応募作品は全て妖怪美術館に収蔵され、随時展示される予定だ。