着物の新たな可能性を追求する画期的なプロジェクトが、いよいよクライマックスを迎える。株式会社一蔵と東京モード学園が共同で開催する「サステナブルファッションコンテスト」の集大成として、225件もの応募作品から厳選された14作品が、2024年12月4日に横浜ロイヤルパークホテルで開催される「Universal Kimono Award 2024」にて披露されることが決定した。

このコンテストでは、「使われなくなったきものや帯でなにができるのか」という挑戦的なテーマのもと、東京モード学園の学生たちが創造性を存分に発揮。着なくなった振袖や喪服に新たな命を吹き込み、現代的な感性で再解釈したアップサイクル作品の数々が発表される。

注目すべきは、この取り組みが単なるファッションショーではなく、日本の伝統文化の未来を見据えた意欲的なプロジェクトという点だ。「伝統とは変わりながら引き継がれてきたもの」という考えのもと、1200年の歴史を持つきものの新たな可能性を探求している。プロのモデルが着用して披露される14作品は、高橋英樹氏やLiLiCo氏らによる審査を経て、2025年1月に優秀作品が決定される。

このプロジェクトを主催する株式会社一蔵は、東証スタンダード上場企業として和装事業とウエディング事業を展開。全国125店舗とECサイトを運営する業界大手だ。一方の東京モード学園は、17年連続で希望者就職率100%を達成している実績を持つ専門学校で、ファッション業界の即戦力となる人材を育成している。

きものが本来持つファッション性と自由度を現代に再提案するこの革新的な取り組みは、日本の伝統文化に新たな息吹を吹き込む可能性を秘めている。

出典：https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000118.000033952.html