「すいかみかんばくわんね?」熊本の方言が最優秀賞に!地元の魅力を再発見するポスターコンテストで920作品から49点が選出
クリエイターズマッチが主催する「Rethink Creative Contest 2024」の受賞作品が発表された。全国から過去最多となる920作品の応募があり、その中から49作品が選ばれた。このコンテストは、地元の魅力を新たな視点で表現することを目的としており、今回で7回目の開催となる。
最優秀賞となるRethink PROJECT賞に輝いたのは、山村悠月さんの「すいかみかんばくわんね?」。熊本県出身の祖母の一言をモチーフにしたこの作品は、ユニークさと温かみのあるデザインが高く評価された。作者は、熊本の方言による小さな勘違いを通じて、地元の雰囲気や暖かさを伝えようとしている。
特別審査員を務めた田原洋樹氏は、「選ばれた作品は、本当はマイナスなことを面白おかしくプラスにしようとしているものが多く、非常にユニークな視点でPRしている」と評価。人口減少時代において、このようなクリエイティブな発想が地域に求められているとコメントした。
審査は、デザイナーの筒井美希氏や明星大学特任教授の田原洋樹氏など、各分野のスペシャリスト4名が担当。着眼点の面白さ、「Rethink=視点を変えて考えること」ができているか、デザインの伝わりやすさの3点を基準に厳正な審査が行われた。
このコンテストは、デザイン経験の有無に関わらず誰でも参加できる「アイデア重視」のクリエイティブコンテストとして知られている。参加者は、自分の地域の「当たり前だと思っていたこと」「意外と知られていないこと」「ちょっと残念なこと」を、新しい視点で魅力的に表現することが求められる。
「Rethink Creative Contest」は、株式会社クリエイターズマッチが展開する「Rethink Creator PROJECT」の一環として実施されている。このプロジェクトは、視点を変えて考え、それを形にし、伝えることができる人材(Rethink Creator)を育成することを目指している。さらに、地域の課題を地元のクリエイターが解決する「クリエイターの地産地消」を通じて、地域創生の実現を目指している。
受賞作品の詳細や審査員の講評は、Rethink Creator PROJECTの公式サイト(https://rethink-creator.jp/contest/)で公開されている。地域の魅力を新たな視点で捉えた作品の数々は、地方創生のヒントとなる可能性を秘めている。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000115.000033716.html