全米を魅了!アフリカ系アメリカ人作家の衝撃デビュー作『チャーチ・レディの秘密の生活』が日本上陸
アメリカ文学界に新たな旋風を巻き起こした話題作が、ついに日本でも読めるようになる。株式会社勁草書房は、アフリカ系アメリカ人作家ディーシャ・フィルヨーのデビュー短篇集『チャーチ・レディの秘密の生活』(押野素子訳)を2024年12月24日に発売すると発表した。
本作は、アメリカ南部を舞台に、黒人教会に通う(あるいは通っていた)女性たちの内面を鮮やかに描き出した9つの短篇からなる。セクシュアリティや母娘関係といったテーマを通じて、彼女たちの葛藤や自由への渇望を繊細かつリアルに活写している。
2020年に米国で出版されるや否や、本書は異例のヒットを記録。批評家から絶賛され、2021年にはPEN/フォークナー賞を受賞。さらに、全米図書賞(小説部門)の最終候補にも選出されるなど、数々の栄誉に輝いた。
著者のフィルヨーは、イェール大学卒業後、様々な職を経て作家としてデビュー。その才能は瞬く間に認められ、現在では本作のHBO MAXによるドラマ化も進行中だという。
本書の魅力について、解説を担当した榎本空氏(文筆家・翻訳家)は「抑制的な乾いた筆致を駆使して描き出す月曜日は、鮮烈で、セクシュアルで、なまめかしく、テンダーでウィットに富み、とても熱く、重たい」と評している。
また、発売に合わせて、YouTube「本チャンネル」にて訳者の押野素子氏のインタビュー動画が公開される予定だ。本書の背景や読みどころについて、詳しく語られるという。
アメリカ黒人文学の新たな旗手として注目を集めるフィルヨー。その衝撃のデビュー作が日本語で読めるようになる。現代アメリカ社会の深層に迫る本作は、日本の読者にも新たな視座を提供してくれるだろう。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000154223.html