インフラ設備の保守点検に革新をもたらす参加型社会貢献コンテンツ「PicTrée（ピクトレ）」が、静岡県沼津市全域で実証試験を開始する。Digital Entertainment Asset、東京電力パワーグリッド、Greenway Grid Globalの3社が手を組み、2025年2月1日から4月27日までの期間で実施される。

「ピクトレ」は、ユーザーが電柱やマンホールなどの電力設備を撮影し、その長さを競う無料スマートフォンゲームだ。ゲームを通じて、一般市民がインフラ設備の保守に協力し、設備異常の早期発見に貢献できる仕組みとなっている。

今回の実証試験では、人気アニメ「ラブライブ！サンシャイン!!」とのコラボレーションが実現。沼津市を舞台とする同アニメとのタイアップにより、より多くの参加者を集めることが期待される。また、設備保全の課題解決につながる新機能の実装も予定されており、ユーザー体験の向上が図られる。

これまでの群馬県前橋市や東京都心部での実証試験では、多くのユーザーから電柱への樹木接近やカラスの営巣などの情報が寄せられ、早期発見に貢献。今回の沼津市での実証では、さらなる成果が期待されている。

「ピクトレ」の取り組みは、ゲーミフィケーションを活用した新しい社会貢献の形として注目を集めている。ユーザーは楽しみながら社会に貢献し、さらにはゲーム内での活躍に応じて報酬を獲得できるという、まさに一石二鳥のシステムだ。

この革新的なアプローチが、インフラ設備の維持管理における課題解決の糸口となり、持続可能な社会の実現に向けた新たな一歩となることが期待される。沼津市での実証試験の結果に、多くの関係者が注目している。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000233.000047612.html