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ゴールデン・グローブ賞で輝いたモニカ・バルバロ、ディオールの職人技が生んだ1100時間の芸術

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デザイン
ジュエリー・アパレル・ファッションデザイン
報道発表
© GETTY(プレスリリースより)

ハリウッドの華やかな祭典、第82回ゴールデン・グローブ賞。2025年1月5日、ロサンゼルスで開催されたこの授賞式で、モニカ・バルバロが纏ったドレスが注目を集めている。彼女が身にまとったのは、ディオールの2025年クルーズコレクションからインスピレーションを得た、まさに芸術品と呼ぶにふさわしいビスチェドレスだ。

このドレスの制作には、驚くべき時間と技術が注ぎ込まれた。ドレス本体の完成までに350時間、さらにチャーナキヤ工房の職人たちによる刺繍に750時間、合計1100時間もの時間をかけて仕上げられたのだ。チュール素材をベースに、繊細なステッチ装飾とマイクロビーズが施され、ドレープが美しいビスチェとプリーツスカートが特徴的な一着となっている。

ディオールのアトリエが誇る卓越した技術、いわゆる「サヴォワールフェール」の粋を集めたこのドレス。その細部にわたる美しさは、写真家ソフィ・カルによって撮影された一連の写真で確認することができる。close-upで撮影された画像からは、職人たちの繊細な技が生み出す、まるで宝石のような輝きを放つビーズワークや、布地の一針一針に込められた情熱が伝わってくる。

ハイファッションの世界では、こうした職人技の結晶ともいえる作品が、セレブリティたちによってレッドカーペットで披露されることがある。それは単なるドレスではなく、ファッションハウスの技術力と創造性を世界に示す重要な機会となっている。モニカ・バルバロが纏ったこのディオールのドレスも、まさにそんな一着だったといえるだろう。

ゴールデン・グローブ賞の華やかな舞台で、モニカ・バルバロとディオールのドレスは、ファッションと芸術の融合を体現し、観る者を魅了した。1100時間という途方もない時間をかけて作られたこのドレスは、ファッションが単なる衣服以上の価値を持つことを、雄弁に物語っている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002076.000008795.html