ハリウッドの華やかな祭典、第82回ゴールデン・グローブ賞。その授賞式で、女優ジョディ・フォスターが纏ったドレスが話題を呼んでいる。2025年1月5日、ロサンゼルスで行われた同式典で、フォスターが選んだのは、ディオールの2024年秋冬コレクションからインスピレーションを得た、黒のウールとシルクのロングドレスだ。

このドレスの最大の特徴は、襟とネックラインに施された贅沢なパールの刺繍。その繊細な美しさは、まさに職人技の結晶と言える。ディオールのアトリエで250時間もの時間をかけて仕上げられ、さらにチャーナキヤ工房の熟練職人たちが100時間を費やして刺繍を施したという。合計350時間、約2週間以上もの時間をかけて完成した一着だ。

ディオールのサヴォワールフェール（匠の技）を体現したこのドレスは、ハイファッションの世界で話題を呼んでいる。フォスターの気品ある佇まいと相まって、ドレスの魅力を存分に引き立てている。

ドレスの制作過程を捉えた写真家ソフィ・カルの撮り下ろし写真も公開された。繊細な刺繍作業や、布地を丁寧に扱う職人たちの姿が映し出されており、ハイファッションの裏側にある職人技と情熱を垣間見ることができる。

ゴールデン・グローブ賞のレッドカーペットは、毎年セレブリティたちのファッションに注目が集まる。今回のジョディ・フォスターのドレスは、その中でも特に輝きを放っていたと言えるだろう。ディオールの卓越した技術と芸術性が、ハリウッドの華やかな舞台で見事に融合した瞬間だった。

ファッション愛好家たちの間では、このドレスの詳細や制作秘話に注目が集まっている。ディオールの公式SNSでは、ハッシュタグ「#DiorSavoirFaire」「#StarsinDior」を使って、このドレスに関する投稿が続々と寄せられている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002075.000008795.html