顧客サービスの最前線で活躍する企業や団体に朗報だ。公益社団法人企業情報化協会が主催する「2025年度カスタマーサポート表彰制度」の応募受付が開始された。この制度は、顧客価値創造に尽力し、顕著な成果を上げた企業や団体を表彰するもので、日本の産業界におけるカスタマーサポートの質的向上を目指している。

応募締め切りは2025年4月11日。受賞企業は、同年9月11日から12日に開催される「第28回カスタマーサポートシンポジウム」で表彰される。企業規模を問わず、全社単位でも部門単位でも応募可能だ。

本制度の特徴は、単なる表彰に留まらない点にある。受賞企業の成果を広く社会に公表することで、日本企業全体の顧客戦略の充実とカスタマーサポートの発展に寄与することを目指している。これは、ビジネス界全体にとって貴重な学びの機会となるだろう。

審査は厳正を期し、一次審査（書類選考）、現地ヒアリング、最終審査委員会を経て受賞企業が決定される。審査委員には、学術界や産業界の第一線で活躍する専門家が名を連ねており、多角的な視点から評価が行われる。

賞の種別は、最優秀賞、優秀賞、特別賞、奨励賞の4種類。最優秀賞は、企業経営への総合的な貢献度が高く、他業界も含めた模範となりうる取り組みに与えられる。優秀賞は顕著な成果、特別賞は特定分野での優れた取り組み、奨励賞は将来性・発展性が認められる取り組みに授与される。

カスタマーサポートの質向上は、顧客満足度の向上だけでなく、企業の競争力強化にも直結する重要な要素だ。本制度への参加は、自社のカスタマーサポート体制を客観的に評価し、改善の糸口を見出す絶好の機会となるだろう。

応募を検討している企業は、公式サイトから応募要項をダウンロードし、詳細を確認することをお勧めする。カスタマーサポートの最前線で奮闘する企業や団体にとって、この表彰制度は自らの取り組みを評価され、さらなる飛躍のきっかけとなる可能性を秘めている。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000105.000006381.html