ファッション業界に新たな風を吹き込む画期的なコンテストが始動した。株式会社壽屋とブックリスタが主催する「第1回デジタルアパレルデザインコンテスト」が、2025年1月15日からエントリー受付を開始する。このコンテストは、現実世界のアパレルデザインの魅力をVRアバターの世界に融合させることを目指している。

コンテストのテーマは「バーチャルだっておしゃれしたい！」。参加者は3Dファッションデザインソフトウェア「CLO」を使用し、VR世界で映えるカクテルドレスを制作する。これは単なるデザインコンテストではなく、バーチャルファッションの新時代を切り拓く挑戦だ。

注目すべきは、豪華な賞品と審査員陣。最優秀賞受賞者には10万円の賞金に加え、デザインのバーチャル製品化や一点ものの実物衣装化など、夢のような特典が用意されている。さらに、壽屋やアダストリアなど、ファッション業界の第一線で活躍する企業が審査を担当。業界のプロフェッショナルの目に留まるチャンスだ。

このコンテストの特徴は、デジタルとリアルの融合にある。優秀作品は「コトブキヤ秋葉原館大型ビジョン」での映像配信や「ホビースフィア」でのイラスト展示など、バーチャルとリアルの両方で展示される。これは、次世代のファッションデザイナーたちに、新たな表現の場を提供する革新的な試みと言える。

応募資格は国内の学校に通う学生。1人3点まで応募可能で、1〜4名でのグループ参加も認められている。ただし、生成AIの利用は禁止されており、参加者の創造力と技術力が真に問われる。

このコンテストは、ファッション業界のデジタル化が加速する中、次世代のクリエイターを発掘し、育成する重要な役割を果たすだろう。バーチャルファッションの可能性を追求し、新たな表現の地平を切り開く。ファッションの未来に興味がある学生たちにとって、見逃せない機会となりそうだ。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000063.000104990.html