「ひとりじめ」が25刷達成！心を育む人気絵本の魅力とは

2025/02/19

佼成出版社から発売されている絵本「ひとりじめ」が、このたび25刷を達成した。本作は、友だちと仲良く遊ぶことの大切さを伝える心温まる物語で、多くの読者に愛され続けている。

「ひとりじめ」は、こぐまを主人公に、ブランコや砂山、りんごをひとりじめにしてしまう様子を描いている。しかし、最後にはみんなで分け合うことの楽しさに気づくという、子どもの成長を優しく後押しする内容となっている。

本作の魅力は、単なる教訓にとどまらない点だ。著者の本間正樹氏と絵を担当するいもとようこ氏のコラボレーションにより、子どもたちの心に自然と寄り添う作品に仕上がっている。特に、いもと氏の独自のはり絵技法による繊細で温かみのある絵は、読者の心を掴んで離さない。

絵本は「心の栄養」と言われるが、「ひとりじめ」はまさにその言葉を体現している。友だちとの関わり方や思いやりの心を、押し付けがましくなく伝えることで、子どもたちの健やかな成長を支援している。

佼成出版社では、「ひとりじめ」以外にも、いもとようこ氏の絵本シリーズを展開している。「ねこのえほん」「そばのはながさいたひ」などは国際的な賞も受賞しており、質の高さが証明されている。

「ひとりじめ」は、A4変型で32ページ、価格は1,320円（税込）。幼児から小学校低学年くらいまでの子どもたちに最適な一冊だ。親子で読み聞かせを楽しみながら、大切な価値観を育むきっかけになるだろう。

25刷を迎えた今も変わらぬ人気を誇る「ひとりじめ」。これからも多くの子どもたちの心に寄り添い、成長を見守り続けることだろう。