世界的人気の柴犬「かぼすちゃん」、故郷・佐倉市の子どもたちへ最後の贈り物


千葉県佐倉市で一躍世界的スターとなった柴犬「かぼすちゃん」。その魅力的な流し目で多くの人々を虜にし、SNSを席巻した彼女が昨年この世を去った。しかし、その存在は今も多くの人々の心に生き続けている。
このたび、かぼすちゃんの飼い主である佐藤敦子さんが、佐倉市に対して写真集「かぼすちゃんと、ずうっとおさんぽ」を100冊寄贈した。この温かい贈り物は、市内の幼稚園、保育園、小中学校、図書館、児童センターに配布される予定だ。
3月27日に行われた贈呈式では、佐藤さんの思いが込められた写真集が西田三十五市長に手渡された。佐藤さんは「佐倉市の子どもたちにかぼすちゃんを知ってもらいたい」という願いを込めて、この寄贈を決意したという。
かぼすちゃんは、飼い主のブログに掲載された流し目写真がきっかけで世界中で大ブームとなった。そのユニークな表情は広告や仮想通貨のモデルとしても起用され、さらには某SNSのアイコンが青い鳥からかぼすちゃんに変更されるほどの影響力を持っていた。
写真集には、かぼすちゃんとの日常や思い出の詰まった瞬間が収められている。この本を通じて、佐倉市の子どもたちは地元が生んだスター犬の魅力に触れ、動物への愛情や命の大切さを学ぶことができるだろう。
かぼすちゃんの写真集は、単なる可愛らしい犬の写真集ではない。それは、一匹の柴犬が世界中の人々の心を温め、笑顔を届けた奇跡の記録でもある。佐倉市の子どもたちが、この写真集を通じてかぼすちゃんの魅力に触れ、新たな夢や希望を見出すきっかけになることを願ってやまない。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000368.000024449.html