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世界的デザイナー髙田賢三の軌跡を辿る大規模回顧展、姫路市立美術館で開催

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デザイン
ジュエリー・アパレル・ファッションデザイン
報道発表
Photo by The Mainichi Newspapers Co., Ltd.(プレスリリースより)

世界的ファッションデザイナー髙田賢三の没後初となる大規模回顧展「大阪・関西万博記念事業 髙田賢三展」が、2025年4月12日から7月21日まで姫路市立美術館で開催される。本展では、髙田の幼少期から晩年までの創作活動を多角的に振り返り、約100点の衣装や資料を展示する。

1939年に姫路市に生まれた髙田賢三は、1970年にパリで自身のブランドを立ち上げ、斬新なアイデアと日本的感性を融合させたデザインで世界的な成功を収めた。「木綿の詩人」「色彩の魔術師」と称されるなど、その独創的なスタイルは多くの人々を魅了し続けている。

展覧会は3つのセクションで構成され、1970年代から90年代までのKENZOブランドの軌跡を辿る。特筆すべきは、約20年かけて集めたリボンで作られた華麗なウェディングドレスや、1994年に姫路で開催された「キャスティバル'94」のコレクション作品など、貴重な展示品が多数含まれていることだ。

また、本展では髙田の生まれ故郷・姫路ならではの展示も充実。地元での調査記録を反映させた展示や、髙田が晩年を過ごしたパリのバスティーユ邸に関する特別展示など、他会場にはない魅力的なコンテンツが用意されている。

さらに、展覧会に合わせて多彩なイベントも開催予定。トークイベントやワークショップ、髙田の出身地・野里を巡るまち歩きツアーなど、髙田賢三の世界をより深く体験できる機会が用意されている。

世界のファッション界に革命を起こし、日本人デザイナーの先駆者として活躍した髙田賢三。その創造性と情熱に満ちた人生の軌跡を辿る本展は、ファッション愛好家はもちろん、クリエイティブな発想に興味がある人々にとっても見逃せない貴重な機会となるだろう。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000256.000073910.html