福岡のアートシーンに新たな風が吹き込む。YUGEN Gallery FUKUOKAで6月12日から26日まで、韓国・ソウルを拠点に活動するアーティストチーム〈C.P.S(Complex Seoul)〉によるグループ展「COMPLEX」が開催される。

本展には、275C（Ichiro.C）、キム・ドンホ、イ・ドンフン、ジュ・ジェボム、ソル・ドンジュの5名が参加。これらの同世代アーティストたちは、光州ビエンナーレやフリーズなど国際的なアートイベントでも注目を集めており、韓国アートシーンの最前線を体現している。

「COMPLEX」というタイトルには「複雑」という意味だけでなく、「劣等感」という含みもある。各アーティストは、この言葉から着想を得て、内面に抱える感情と向き合った作品を制作。絵画、立体、グラフィック、映像など多様な表現方法を用いたインスタレーションが展開される。

昨年9月に「Complex Fukuoka」をテーマに福岡の個性を表現したグループ展に続く今回の展示。サイト・スペシフィックな作品で知られる彼らが、福岡の地でどのような表現を見せるのか注目だ。

展覧会は無料で観覧可能。アート好きはもちろん、韓国文化に興味がある人にとっても見逃せない機会となりそうだ。なお、本展は7月にYUGEN Gallery（東京・南青山）へも巡回予定。東京でも彼らの作品に触れる機会がある。

韓国のMZ世代アーティストたちが織りなす、複雑で魅力的な世界観。福岡の初夏を彩る「COMPLEX」展で、新しいアートの潮流を体感してみてはいかがだろうか。

出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000419.000074187.html