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中村航選 プロットだけ大賞 第10回 入選 人生は出会いが10割

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漫画原作・ストーリー原案
プロットだけ大賞
結果発表

-第10回-
結果発表

お題ログライン

「人生をやり直せるボタン」を押した主人公が、何度もやり直すうちに本当の幸せを見つける話。


入 選

「人生は出会いが10割」
苗育果来(著)

4.3★★★★
カテゴリ ヒューマンドラマ 現代ファンタジー 小説

舞台・世界観

大借金で絶望するが「人生やり直しボタン」に活路を見出す隆太。どんな失敗も許してくれる父娘家族と出会い、調子に乗ってしまう。しかし、善意につけ込む人生を反省し、隆太は初めてまっとうに生きようと改心する。

登場人物

向井隆太(25)
男性。悪魔的に不運な男。しかし、自身の計画性のなさが原因でもある。「やり直しボタン」によって人生は上向くが、周囲の人たちが不幸になっていることに気づく。

「人生、出会いだな。全部許されるなら失敗なんかしないじゃん」

相川真由(23)
女性。穏やかな性格。宴会代を派手に使う父親とは反対に倹約家。自然を愛し、利他的に行動する。失敗続きの隆太を辛抱強く励まし、隆太からプロポーズを受ける。

「当たり前の毎日が一番幸せ。二人で力を合わせて生きていこう」

相川孝蔵(55)
男性。化学肥料製造会社の社長。花や野菜の肥料作りだけでなく、後進の育成にも力を注ぐ。隆太の思い切りの良さを評価し、失敗にも目をつぶり成長を優しく見守る。

「お前を息子だと思ってる。血を分けた家族だとな。何も心配するな」

ストーリー

第1章

ギャンブルで大借金を作り、東京のアパートで自殺を考える隆太。そんな隆太の前に天使が現れ、「人生をやり直せるボタン」の存在を知らせる。しかしながら、そのボタンは「一番会いづらい人のそばにある」らしい。

第2章

隆太は帰郷し、母に借金を告白する。泣く母のそばにボタンが見え、迷わず押す隆太。上京前に戻り、地元の会社に就職するがトラックを横倒しする大事故を起こす。驚いたことに、社長の相川孝蔵は寛大に許す人だった。

第3章

「何をやっても許される」と隆太はボタンを押し、再び孝蔵の会社に就職。失敗を恐れぬ仕事ぶりを孝蔵に評価され、娘・真由と結婚に至る。しかしながら、隆太が施錠を忘れた会社に窃盗団が入り、工場が放火され全焼。

第4章

入院した隆太、意識が戻ると真由がいた。心から幸せだと思い「ごめん」と謝る隆太は、優しさを利用したと反省しボタンを押す。人生が巻き戻り、真由が目の前を通り過ぎる。隆太は声をかけず、背中を見送るのだった。


中村先生からの一言コメント

「人生は出会いが10割」人生をやり直せるボタンは、一番会いづらい人のそばにある、という設定が効いている。タイトルとは裏腹のラストシーンに驚かされた。
※中村先生の大賞選評は2026年冬号にて
掲載中です


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