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中村航選 プロットだけ大賞 第10回 入選 やり直しの終わりに

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漫画原作・ストーリー原案
プロットだけ大賞
結果発表

-第10回-
結果発表

お題ログライン

「人生をやり直せるボタン」を押した主人公が、何度もやり直すうちに本当の幸せを見つける話。


入 選

「やり直しの終わりに」
むくゆ(著)

4.3★★★★
カテゴリ ラブストーリー ファンタジー 小説

舞台・世界観

人々が過去を修正できる「やり直し端末」を使う近未来。AIが幸福度を数値化し、社会的成功が正解とされる時代では、誰もが推奨されるアルゴリズム通りに生き、同じような人生を目指していた。

登場人物

大久保翔太(33)
男性。何度も人生をやり直す幸福度上位の会社員。しかし優菜との関係だけは何度繰り返しても修復できず、「変わらない現実」に苛立ちを抱き始めている。

「なんで優菜との関係は、思い通りに行かないんだ」

森川優菜(30)
女性。翔太の元恋人で編集者。AIの幸福アルゴリズムに従わず、曖昧さや揺れる感情を大切に生きる自分が選んだ人生をそのまま肯定する強さを持つ。

「人生に正解なんてない。大事なんは自分が何を大切にするかや」

佐藤雄二(53)
男性。やり直し端末の開発者。娘の死の後悔から端末を作ったが、人間の弱さや迷いを奪う危険に気づき、「やり直さない人生の価値」を考え始めている。

「端末を開発すれば、娘の人生は変わると思っていた」

ストーリー

第1章

仕事の失敗を機に、翔太は「やり直し端末」で過去へ戻る。AIが示す最適解に従って行動すると幸福度は上昇し、人生も好転。驚いたことに、端末は次の「より良い人生案」を生成し始めた。

第2章

AIの提案通りに何度も人生をやり直し、幸福度上位者に。気が付くと周囲の人の考え方や価値観は同質化し、感情は平坦になっていた。しかしながら、優菜との関係だけはどれだけ最適化しても「別れ」の判定が続いた。

第3章

優菜との関係を変えたい翔太は開発者・佐藤に理由を問う。佐藤は「人の気持ちは変えられない」と告げる。しかしながら、翔太は佐藤の一言で、端末で「何でも修正できる」と錯覚していた自分に気づく。

第4章

翔太は端末を外し、AIの幸福アルゴリズムから離れる決断を優菜に伝える。自分も相手も幸せにする道を、自分の力で探すと決めた翔太は、久しぶりに「自分の意志で選ぶ楽しさ」を感じ始めていた。


中村先生からの一言コメント

「やり直しの終わりに」は、AIをうまく話に織り込んでいて、AIによって数値化された幸福度を元に、人生のやり直しを提案される。その結果にはたいへん説得力があった。
※中村先生の大賞選評は2026年冬号にて
掲載中です


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