ANTEPRIMAクリエイティブ・ディレクター荻野いづみ、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館支援の発起人代表に


ファッションブランドANTEPRIMAのクリエイティブ・ディレクターである荻野いづみ氏が、2026年に開催される第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展・日本館展示「草の赤ちゃん、月の赤ちゃん」を支援するコレクターズサークルの発起人代表に就任した。
本展は、現代美術家・荒川ナッシュ医氏による個展で、日本館設立70周年という記念すべき年に開催される。建築家・吉阪隆正氏が設計した日本館の「回遊性」に着目した空間構成と、100体以上の赤ちゃん人形を用いたインスタレーションを通じて、自然・時間・心・ケアの概念を詩的に表現する内容となっている。展覧会タイトルには、草月アートセンターへのオマージュとともに、未来へのまなざしと優しさが込められている。
荻野氏は、ANTEPRIMA創設時よりブランドのクリエイティブ・ディレクターとして、女性が自分らしく輝くためのスタイルを創造し続けてきた人物である。今回の就任にあたり、「アートには、国や文化を超えて"問い"を投げかける力がある」とコメント。円安の影響による美術輸送費や渡航費、現地での滞在費の高騰など、さまざまな困難がある中でも、日本館は他国に劣らない表現とプログラムを実現しようとしていると語った。
ヴェネチア・ビエンナーレは、1895年に始まった世界最古の国際美術展であり、"アートのオリンピック"とも称される舞台だ。その日本館が2026年に設立70周年を迎えることから、今回のプロジェクトは特別な意味を持つ。
コレクターズサークルの発起人には、荻野氏を代表として、田中仁氏(ジンズホールディングス代表取締役会長CEO)、福武英明氏(ベネッセホールディングス取締役会長)、森京子氏(森美術館理事長)、吉野誠一氏が名を連ねる。各界を代表するメンバーが、荒川ナッシュ医氏の挑戦を支えるべく集結した形だ。
2025年11月13日より、日本館美術展として初の試みとなるクラウドファンディングが始動している。返礼品には、ANTEPRIMAとの共同制作による機能的なメッシュバッグ、小説家・原田マハ氏による書き下ろし短編の特別限定本、展示に使用される赤ちゃん人形の里親募集、日本館での共同制作によるパフォーマンス参加型体験など、ユニークな企画が用意されている。
展覧会は2026年5月9日から11月22日まで、ヴェネチア・ビエンナーレ日本館(ジャルディーニ地区)で開催される予定である。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000131.000007477.html