85%が「推し」を持つ時代に突入!Web広告は"邪魔者"から"楽しむコンテンツ"へ進化


株式会社FIREBUGが全国の20代から40代の男女600名を対象に実施した最新調査により、現代の動画視聴態度とSNS利用実態における興味深い実態が明らかになった。多くの企業が動画広告を活用する中で課題となっている広告回避傾向に対し、「推し活」の熱量が大きな影響を与えていることが判明した。
調査結果によると、全世代合計で85.3%の人が「推し」または「好きな有名人」がいると回答しており、20代から40代まで世代を問わず「特定の誰かを応援する」文化が定着している。推し活マーケティングは若年層に限定された施策ではなく、全世代の購買行動を動かす強力な共通言語となっていることが確認された。
特に注目すべきは、推しが出演する広告の視聴態度だ。「知っている」程度のタレントが出演する広告では「最後まで見る」と回答した人は24.2%だったが、推しが出演すると31.0%に上昇する。さらに「すぐにはスキップしなくなる」層を含めると、推し起用時には約69.5%が視聴を継続するという結果になった。単なる認知度だけでなく、熱狂的なファンを持つタレントの起用が広告の離脱を劇的に改善できる可能性を示している。
動画広告において最も重要なのは冒頭0.5秒だ。「動画広告の続きを見よう」と思う要素として、「好きなタレント・推しが出た」が45.7%で最多となり、次いで「続きが気になる問いかけ」が44.0%で続いた。タレントの魅力を冒頭から最大化させるクリエイティブ設計が、視聴完了率を大きく左右することが明らかになった。
また、広告視聴後の行動として全体の約33%が「SNSで再検索」と回答し、特に20代女性では4割を超えた。動画広告は認知獲得だけでなく、SNS上での検索を促すトリガーとして機能しており、マルチプラットフォームでの広告運用の重要性が増している。
さらに興味深いのは、「#PR」表記があっても「好きな人・推しが出ている」「企画やテーマが面白そう」であれば見ても良いと回答した人が8割以上に達したことだ。ユーザーは広告そのものではなく、つまらないものや台本感のあるものを嫌っていることが推察される。広告を「楽しむべきコンテンツ」へと昇華させることが、現代のマーケティングにおける突破口となることが示された。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000204.000027493.html