乙武洋匡氏が生成AI動画で年頭所感を公開


生成AIで制作された年頭所感が公開
カスタマークラウド株式会社は、作家・タレントで政治活動家の乙武洋匡氏と協業し、生成AI動画による2026年の年頭所感を1月1日に公開した。年頭所感という象徴的なトップメッセージを実写撮影ではなく生成AIによって制作・配信する取り組みは、日本では先行事例となる。
年頭所感に広がる生成AI活用
年頭所感は、個人や企業、団体が新年にあたり社会や関係者へ向けて意思や方針を示す年始の恒例行事として定着してきた。従来は対面や実写映像による発信が主流だったが、生成AI技術の進展により、制作コストや時間、発信手法に大きな変化が生じている。生成AIを用いることで、撮影環境を必要とせず、短期間での制作や複数チャネルへの展開が可能になる。
AIアバターによるメッセージ表現
今回公開された年頭所感では、乙武氏の思想や語り口をもとに設計されたAIアバターがメッセージを伝える形式を採用した。本人の出演や実写撮影を前提としない設計により、身体的制約や撮影条件に左右されない表現が可能となっている。この手法は、発信機会の拡張に加え、トップメッセージをチャネル別・用途別に展開しやすくする点でも注目される。
トップメッセージの資産化が進む
生成AI動画の活用により、年頭所感は一度きりの挨拶から、再利用可能な情報資産へと変化しつつある。長尺動画だけでなく、短尺クリップとしてSNS向けに展開することや、対象別に内容を調整することも技術的に可能だ。海外では、経営者メッセージや社内向け動画にAIアバターを用いる事例が増えており、日本でも同様の動きが広がる可能性がある。年頭所感という慣例的な行事に生成AIを取り入れた今回の取り組みは、AI活用が実験段階から社会実装フェーズへ移行しつつあることを示す事例といえる。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000659.000099810.html