丸ノ内線引退車両がカメラストラップに生まれ変わる


約30年活躍した02系のシート生地を再利用
東京メトロは、リコーイメージングおよび3i株式会社と共創し、丸ノ内線02系引退車両のシート生地を活用した一眼カメラ用ネックストラップを数量限定で販売する。2026年2月6日11時から第1次販売、2026年2月16日12時から第2次販売として購入申込受付を開始する予定だ。
丸ノ内線02系は、1988年から新型車両の2000系の導入まで、約30年にわたって活躍した車両である。東京メトロでは、サステナビリティ重要課題のひとつである「脱炭素・循環型社会の実現」を目指し、引退車両の廃材再利用や「引退した02系の活躍を別の形で残す」ことを目的に、「東京メトロアップサイクルプロジェクト」を推進している。
PENTAXブランドとのコラボレーション
今回の第4弾では、耐久性に優れたシート生地をカメラストラップに採用した。PENTAXブランドのカメラ事業を展開するリコーイメージングと、カメラストラップ等カメラケア用品やアクセサリーを企画製造販売している蔵CURAと共創し、シート生地を使用したアップサイクル商品として企画・開発したものだ。
カメラストラップは普通席・優先席の全2種類で、東京メトロ制服に採用される袖章タグやロゴが入ったオリジナル織ネームも取り入れた。シート生地を洗浄後、東京都足立区の職人が1点ずつ手作業で丁寧に縫い合わせており、東京で活躍した車両のシートが東京で生まれ変わる「Made in Tokyo」で製作している。
想定以上の生地活用でSDGsに貢献
当初の企画時点ではリコーイメージングの販売ルートで普通席・優先席各150本の計300本を製作・販売予定であったところ、生地の裁断を行った際に想定よりも多く製作できることが判明した。SDGsの取り組みとして生地を廃棄することなく活用し、時期を分けて東京メトロでも販売することとなった経緯がある。
第1次販売はリコーイメージングストアおよびPENTAXクラブハウスで普通席150本、優先席150本を販売する。第2次販売はメトロコマースのメトロの缶詰で普通席80本、優先席80本を販売予定だ。
アップサイクルプロジェクトの今後
座席シート等の布部材はリサイクルが難しく、資源循環の観点でも廃材の再生可能性が課題となっていた。「引退車両に新たな価値を」をテーマとし、本来捨てられるはずだったものに新たな価値を加え、アップサイクルを図ることで、地下から街へと活躍の場を広げていくことを目指している。
これまでの取り組みとして、2023年10月には第1弾商品として02系シート生地を活用したポーチ類を発売し、150個の在庫がわずか3分で完売した。2025年1月には第2弾商品として技術職用作業服を活用したワークキャップをクラウドファンディングで販売し、期間満了前に目標達成・完売となった。東京メトロは今後も引退車両を活用したアップサイクル商品の企画、商品化を推進し、顧客への新たな価値提供を目指していく。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001417.000020053.html