日本のアニメーター世界進出支援プログラム第三期採択者決定


短編アニメーション作家3名が新たに採択
「New Way, New World: Program for Connecting Japanese Animators to the World」(略称:NeW NeW)の第三期採択アーティストが決定した。厳正な審査を経て、岡田詩歌、副島しのぶ、土屋萌児の3名が選出された。
採択アーティストと企画概要
第三期の公募では、新作企画をもとに、本プログラムへ参加することにより今後の活躍が見込まれ、国際的な評価が期待される作家を選出した。採択アーティスト3名のうち1名はプロデューサーを伴った採択となる。
岡田詩歌は作品企画『Good Boy without Beard』で採択された。1996年東京生まれで、エロスや愛、ジェンダーをテーマにした映像作品を制作している。ザグレブ国際アニメーション映画祭、第43回ぴあフィルムフェスティバル、ロッテルダム国際映画祭などで入選・受賞しており、2025年に第29回PFFスカラシップ作品『恋脳 Experiment』の劇場公開を果たした。
副島しのぶは作品企画『クラゲオンナ(仮)』で採択され、プロデューサーの蔡循が制作に参加する。米、肉、虫などの有機物や人形を使ったストップモーションによる短編映画を手がけ、『Blink in the Desert』(2021)でオーバーハウゼン国際短編映画祭のスペシャルメンション賞、『私の横たわる内臓』(2024)でファンタジア国際映画祭今敏賞(銅賞)などを受賞している。
土屋萌児は作品企画『Hoichi』で採択された。1984年東京生まれで、切り絵、コラージュ、立体を用い、民話から宇宙まで時空を横断する表現を探求している。短編『黒いロングスカートの女』(2010)がオタワ国際アニメーション映画祭をはじめとする国内外の映画祭にノミネートされ、ポカリスエット『スカフィンのうた』(2023)ではD&AD Yellow Pencilをはじめ広告賞多数を受賞した。
プログラムの目的と育成内容
NeW NeWは国際的に活躍する短編アニメーション作家を育成・支援するプログラムだ。採択された作家は新作企画に対するコーチングや各種レクチャーへの参加、国内外のアニメーション映画祭等への参加によるネットワーキングなど、一連の育成プログラムを通じて、世界で活躍するアニメーション作家としての技能習得と海外への関係性を構築できる。
第三期アーティストは令和8(2026)年2月から令和8(2026)年11月にかけて実施するさまざまな育成プログラムやサポートとして、新作企画の制作や国内外での発表に挑戦する。なお、第四期の公募については未定となっている。
3月2日に発表会と作品上映を開催
「第三期公募枠アーティスト発表会+作品上映」が2026年3月2日(月)18:00から19:30まで、TODA HALL & CONFERENCE TOKYO Room401で開催される。第三期アーティストによる採択企画の発表や本プログラムの今後の展開についての説明が行われ、第二期アーティストと併せて過去の代表作の上映も実施される。参加費は無料で、Peatixのページから申し込みが可能だ。本イベントは文化庁メディア芸術クリエイター育成支援事業成果イベント「ENCOUNTERS」内にて実施される。
本プロジェクトは、文化庁補助金によって独立行政法人日本芸術文化振興会に設置された「文化芸術活動基盤強化基金(Japan Creator Support Fund)」による短編アニメーション分野の「クリエイター等育成プログラム」として、CG-ARTSが事務局として運営している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000014.000120690.html