言語哲学から読み解く、ネガティブなことばの本当の姿


ことばの「悪さ」は感情ではなく力関係で決まる
株式会社大和書房は、言語哲学者・和泉悠氏による著書『悪いことばの力』を2026年3月18日に発売する。本書は、「悪口」や「愚痴」といったネガティブなことばについて、感情的な側面ではなく権力関係という視点から分析した1冊である。
ことばに対して権力関係という枠組みを使うと、比較的すっきりとした見通しを立てられるという。どこを押せばどこが動くのか、どこを回せばどこが光るのかという仕組みが明らかになるのだ。
「褒める」「自慢」「自虐」など身近なことばを再検討
本書では、日常で使う何気ないことばを改めて検討する。例えば「うざい、ダサい」は絶対に悪口なのか、「かわいい」と褒めたはずが失礼になるのはなぜか、「近頃の若者は」という表現がダメな本当の理由は何かといった疑問に向き合う。さらに「私なんて…」といった自虐的なことばが持つ危険性についても考察されている。
ことばの使い方に迷う大人のための言語哲学の書
著者の和泉悠氏は、University of Maryland, College Park でPh.D.を取得し、現在は南山大学人文学部人類文化学科の准教授。同大学言語学研究センター長も務める。言語哲学や意味論の専門家であり、言語使用の倫理的帰結についても研究している。著書に『悪口ってなんだろう』『悪い言語哲学入門』などがある。
書籍の基本情報
『悪いことばの力』は2026年3月18日発売。判型は四六判で256ページ。定価は1,870円(税込)。発行は株式会社大和書房が担当する。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000836.000033602.html