藤田観光の昭和100年企画、箱根小涌園の温泉活用史


藤田観光が迎える昭和100年イヤー
藤田観光株式会社は2025年11月7日に会社設立70周年を迎えました。同社は「健全な憩いの場と温かいサービスの提供により、潤いのある豊かな社会の実現に貢献する」という社是のもと、宿泊やリゾート、婚礼、レジャー事業を展開しています。2026年は昭和元年から数えて100年の節目の年、昭和100年イヤーにあたり、同社の歴史を振り返る特別企画が順次展開されます。昭和30年に設立した箱根小涌園は、70周年を経てこの特別な年を迎えるのです。
温泉熱を利用した革新的事業展開
箱根小涌園は温泉資源を活用した先進的な事業展開で知られています。昭和27年(1952年)には温泉熱を利用した養鶏工場の稼働が始まり、後に鶏舎を増設して2万羽を飼育するまでに拡大し、小涌園名物チキンが誕生しました。この養鶏事業から生まれたのが、昭和34年(1959年)開業の「箱根ホテル小涌園」で提供を始めた小涌園ラーメンと小涌園チキンカレーです。鶏の唐揚げをトッピングした小涌園ラーメン、そして小涌園チキンカレーは、多くのお客様に愛されてきた伝統メニューとなっています。現在は「箱根ホテル小涌園」レストラン「フォンテンブロー」で味わえるほか、小涌園チキンカレーはオンラインショップでの販売も行われています。
昭和34年(1959年)には、地熱を利用した洗濯工場の稼働が始まりました。昭和46年(1971年)頃まで、ホテルで利用するリネン類のクリーニングを自前で行っていたのです。また、地熱を利用した熱帯植物園では約500種の植物が生い茂り、宿泊、日帰り利用者を問わず多くのお客様がご来園されました。
日帰り温浴施設の先駆け「サンシャイン湯~とぴあ」
昭和59年(1984年)8月に「箱根小涌園サンシャイン湯〜とぴあ」を開業しました。当時、箱根には年間約2,000万人の観光客が訪れており、そのうち1,500万人が日帰り観光客でした。また、団体客が減る一方で家族連れや友人同士といった個人客が増えつつある状況でした。水着で入る屋外温泉という当時としては画期的なスタイルで、日帰り利用が可能だったことから開業以来多くのお客様に利用されました。箱根小涌園が他の観光施設を訪れる観光客も呼び込みやすくしたことで、他施設との共存を通じて箱根全体の活性化につながったのです。
温泉テーマパーク「ユネッサン」の誕生と発展
平成13年(2001年)1月に「箱根小涌園ユネッサン」を開業しました。ユネッサンというネーミングには、お湯と熱と太陽(SUN)、そしてルネッサンスという意味が込められています。メインである水着ゾーンの「ユネッサン」では63種類、裸ゾーンの「森の湯」では32種類の多彩な温浴施設を備え、ショッピング施設やレストラン、エステなどを併設した複合型の温泉テーマパークとして営業を開始しました。開業後は「箱根小涌園ユネッサン」を経由して箱根の観光名所を巡るシャトルバスが運行されるなど、箱根全体の観光活性化につながっていきました。令和5年(2023年)7月には開業以来の大規模リニューアルを行い、箱根初の流れるプールが誕生しています。
2026年元旦に開業25周年を迎えたユネッサンでは、25周年を記念したアニバーサリープロジェクト【PROJECT NICO NICO】が実施中です。ユネッサンの公式キャラクター「ハコネコ ボザッピィ」がアンバサダーとなり、箱根小涌園中がお祝いムードで笑顔あふれる「特別な一年」をお届けします。
春の特別企画「箱根小涌園春まつり」開催
2026年3月20日(金・祝)・21日(土)、「箱根小涌園ユネッサン」にて「箱根小涌園春まつり」を開催いたします。会場には昭和レトロな屋台が並ぶ「箱根小涌園 365日お祭り広場」をはじめ、ジャグリングショーやバルーンショー、スタッフがホストでお届けする和太鼓パフォーマンス、「ハコネコ ボザッピィ」も参加するダンスパフォーマンスなど、世代を問わず楽しめる多彩なプログラムをご用意しています。箱根町内や周辺地域の人気パン屋が集合し、各店舗のこだわり商品を一度にお楽しみいただけるほか、館内ベーカリー「箱根小涌園 スイーツ&ベーカリー」もオリジナルパンを販売します。縁日コーナーでは射的や輪投げ、抽選などのゲームを用意しており、どこか懐かしさを感じながら皆様で賑やかにお過ごしいただけます。大正、昭和、平成を経て現在に続く箱根小涌園の歴史を感じながら、ご家族やご友人と一緒に春のひとときをお楽しみください。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001033.000001368.html