産学連携で環境活動を推進、千葉大学と京葉銀行のSDGsプロジェクト成果報告


2025年度活動で学生62名が多様な環境企画に取り組み
千葉大学の環境ISO学生委員会と京葉銀行は、2017年度から協同でSDGs達成に向けた「ecoプロジェクト」を実施している。3月17日に2025年度の実施報告会を開催し、学生62名による環境活動の成果を報告した。本プロジェクトは、気候変動をはじめとする地球環境問題の解決に向け、地域の環境負荷削減と環境意識向上に貢献することを目的としている。
海外留学プログラムと国内外での学習機会を実現
京葉銀行の寄付支援により、学生委員会メンバーが国内外の環境関連会議に参加する機会が広がった。今年度はマレーシア国民大学への留学プログラムを実施し、学生を派遣することができた。さらにタイのチュラロンコン大学で開催された国際会議や、沖縄・北海道での国内会議にも学生を派遣し、海外の留学生や現地学生との交流を通じて国ごとの環境政策の違いを学べる環境が整備された。マレーシアでのフィールドワークでは、現地の環境問題を実感し、地球環境についてより深く考える契機となったという。
企業への環境マネジメント取得支援で成果を確保
学生による「エコアクション21」取得コンサルティングは、京葉銀行の取引先企業を対象に実施されている。本年度は前年度から継続している2社に加え、新たに1社のコンサルティングを開始し、計3社の支援を行った。そのうち1社が12月に認証登録を完了するなど、実質的な成果を生み出している。
子ども向けワークショップから高齢者交流企画まで7つの環境貢献企画を展開
学生発案による7つの環境貢献企画が実施された。「Let's Study SDGs」は小学校の放課後学童クラブで劇を使った講義とワークショップを行い、3年目の今年度は9校で実施。「こどもエコまつり」はそごう千葉店の協力により2回開催され、子どもたちに環境について考える機会を提供した。古着市は6回実施して600人以上が来場し、200着ほどをリユース。また新規企画として、バリアフリー啓発イベント「Chiba Winter Fes 2026」に出展し、251人が来場して車いす体験を通じた意識啓発を行った。紙芝居企画では海洋ごみについて取り上げた「うみちゃん物語」を含む2作品を製本化し、今後の活用を検討している。
金融講座と県主催セミナーでの登壇により学生の学習機会と広報活動を拡大
8月に実施された交流会には28名の学生が参加し、金融講座「投資の本質を知り、実践に活かそう」ではNISAやiDeCoなどの税制優遇制度について学んだ。2026年1月20日に千葉県主催の「令和7年度SDGsセミナー」において、学生と京葉銀行担当者が本プロジェクトを優良事例として紹介。27の企業・団体が参加し、学生主体の継続的なSDGs活動と産学連携に対して高い関心が寄せられた。
表彰受賞により産学連携の社会的インパクトが評価される
本年度は3件の賞を受賞した。環境ISO学生委員会は「Let's Study SDGs」の取り組みでサステイナブルキャンパス推進協議会2025年次大会において、サステイナブルキャンパス賞の学生活動部門の大賞および特別賞を獲得。企業との連携プロジェクト発表によりASCN年次大会では「Silver-Level Award」を受賞し、産学連携による社会的インパクトが高く評価された。連携先の京葉銀行も、多様性社会推進の取り組みが評価され、千葉県男女共同参画・多様性社会推進事業所表彰において「千葉県知事賞」を受賞している。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001133.000015177.html