伝統芸能とAR体験が融合、川端商店街の「わ乃桂のおもて」が新しい文化発信へ


博多の伝統を体験できる施設がリニューアル
福岡市の川端商店街にある「はかた舞娘茶屋 わ乃桂のおもて」は、伝統芸能とAR技術を組み合わせた新しい文化体験施設として生まれ変わった。株式会社HK STYLEが提供するARサービス「ONCARD」を導入し、インバウンド観光客を含む来店者に対して、より充実した日本文化の体験提供を実現している。
ARで広がる新しい来店導線
同施設は2026年2月にリニューアルを実施し、朝鍋と和カフェの提供を新たに開始。時間帯ごとに異なる文化体験ができる場として進化している。本取り組みでは、インバウンド観光客に向けた来店導線の最適化が重視された。店舗前のPOP看板を視覚的にわかりやすく再設計し、何が体験できるのかが一目で伝わるようにしている。店内体験内容の可視化や、InstagramなどのSNSへの導線設計も実施し、継続的な接点づくりを図っている。
ポスターにかざすだけで映像が浮かぶ
ARコンテンツの具体的な活用方法は以下の通り。ショップカードのQRコードからARカメラにアクセスした後、店頭のポスターに向けてかざすと、体験内容や食事メニューの映像や写真が浮かび上がる。同じARカメラはPOP看板にも対応しており、複数の接点でAR体験を享受できる仕組みになっている。こうした取り組みにより、言葉の壁を超えた体験提供が可能になっている。
茶道体験から日本酒バーまで時間帯で変わる
同施設は朝(7時~10時)、昼、夜の時間帯ごとに異なるサービスを提供している。朝は朝鍋(もつ鍋・水炊き・フグ鍋)で各2,000円。昼は4,000円の茶道体験をはじめ、抹茶セットや和カフェメニューを用意。夜は日本酒バーの飲み比べ5種で2,000円、食事付きコースは松が4,000円、竹が3,000円、梅が2,000円となっている。日本舞踊や三味線、茶道といった伝統芸能を鑑賞・体験できるのが大きな特徴である。
将来はお土産でもAR体験を継続
今後の展開としては、体験を持ち帰ることができるAR付きのお土産の展開を予定している。お土産にスマートフォンをかざすことで、店内で体験した伝統芸能や空間の魅力をいつでも再体験できる仕組みの構築を進める。さらに将来的には、複数の条件を組み合わせることで限定コンテンツが発動する「Wトリガー」の導入も検討中。リアル・AR・メタバースを連動させた新たな文化体験の提供も視野に入れており、伝統芸能を日常により身近に感じられる場所として進化し続ける。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000004.000169977.html