長野まゆみ入手困難作品4部作が復刻、『お菓子な猫と、旅する少年』4月発売


「もう読めないと思っていた」長野まゆみの人気作が復刻
長野まゆみの作品の中でも特に人気がありながら、長らく入手困難となっていた4作品を収録した復刻作品集『お菓子な猫と、旅する少年』が2026年4月14日(火)に光文社文庫より発売される。
収録される4作品は、『月の船でゆく』『海猫宿舎』『東京少年』『耳猫風信社』。いずれも1990年代から2000年代初頭に刊行された作品で、今回の復刻にあたり著者による加筆修正を加え、一冊にまとめられている。
もうひとつの世界に迷い込む少年たちの物語
長野まゆみの作品には、現実の街並みのすぐ隣にあるような、もうひとつの世界が描かれている。中州のある古い街、海辺の寄宿舎、東京の街角、古びたビルのなかにある不思議な会社。少年たちはそこを旅し、出会い、別れ、少しだけ大人になっていく。
少年たちのガラスのような感受性と、どこか不思議な世界が交差する物語。その切なく幻想的な魅力は今も読者を魅きつけてやまない。
復刻される4作品の内容
『月の船でゆく』は、月から来た少年と夜空に浮かぶ船を巡る幻想と冒険の物語である。『海猫宿舎』は岬の寄宿舎で暮らす少年たちが、海と鳥たちに囲まれた世界で静かな日々を過ごす中で、少しずつ変化していく様子を描いている。『東京少年』では、東京タワーの麓に暮らす少年が幻の花と自らの出生の秘密を追う。『耳猫風信社』は、どこかに存在する少し奇妙な会社を舞台に、少年たちがその謎へと近づいていく物語だ。
著者・長野まゆみについて
長野まゆみは東京生まれで、1988年『少年アリス』で文藝賞を受賞。2015年には『冥途あり』で泉鏡花文学賞、野間文芸賞を受賞している。著作には『テレヴィジョン・シティ』『猫道楽』『鳩の栖』『箪笥のなか』『チマチマ記』『デカルコマニア』『ささみみささめ』『団地で暮らそう!』『兄と弟、あるいは書物と燃える石』『フランダースの帽子』『銀河の通信所』『さくら、うるわし』『カムパネルラ版 銀河鉄道の夜』『45°ここだけの話』『ゴッホの犬と耳とひまわり』などがあり、近著は『ルカとチカ』である。
書籍概要
『長野まゆみ復刻作品集 お菓子な猫と、旅する少年』は、光文社から2026年4月14日(火)に発売予定。価格は1,320円(税込)で、文庫判である。流通状況により、一部地域では遅れる可能性がある。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000002354.000021468.html