ニャンちゅう声優・津久井教生がALS告知後に著した手と目で書いたエッセイが本日発売


30年ニャンちゅう声優がALSを告知される
Eテレで人気のキャラクター「ニャンちゅう」の声を30年以上つとめ、「ちびまる子ちゃん」など多くのアニメや舞台で活躍してきた声優の津久井教生さん。2019年に突然転んだことから異変を感じ、半年間の検査入院ののち、感覚はあるままに体が動かなくなっていく難病「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」と告知をされました。
本日4月27日(月)にエッセイ『ALSと笑顔で生きる。声を失った声優の「工夫ファクトリー」』が講談社から発売になります。本作は、体が動けなくなっていく難病に罹患した声優が一文字ずつ綴った闘病日記です。介護をされる人の本音や、胃ろう造設や気管切開をした人の感触を赤裸々に綴る貴重な体験談であり、多くの学校で講師をつとめてきた津久井さんが残したい声の出し方指南書でもあります。
絶望から生まれた笑顔と工夫
特筆すべきなのは、津久井さんが絶望しながらも笑いとユーモアを忘れないということです。また、なにかできなくなっても、全力で工夫をし続け、やりたいことを諦めないという強さを持っています。残酷な難病でありながら、「諦めずに全力で、そして今を笑って生きる」活力の源は、妻の雅子さんの存在なのです。告知のときにも「あなたって、こういう節目節目で派手な事やるよね」、呼吸困難から意識を失ったあとにも「生きればいいじゃん」と笑いあったふたりのやり取りも多くを教えてくれます。
超豪華なニャンちゅう歴代お姉さん総勢15人
本書にはニャンちゅうをはじめとした声優の仲間との温かいやりとりもつづられています。2022年に30周年スペシャルの収録があったときには、初代から十二代目までのお姉さん総勢12人が勢ぞろいしました。その後も新しいお姉さんたちが引き継ぎ、2025年4月からは十五代目として初のお兄さんとなった川野快晴さんが引き継いでいます。
ニャンちゅうのお姉さんや有名声優から応援の声
初代のニャンちゅうのお姉さん白石まるみさんは、お子さん同士が同じ年で赤ちゃんの頃から現場で一緒だったことを伝えてくれました。子宮頸がんを公表している二代目お姉さんの古村比呂さんは、ALS罹患のことを聞いて真っ先に会いに行った時のことを振り返っています。
津久井さんがストレイト・クーガ―の声をつとめた人気アニメ「スクライド」や映画『ONE PIECE FILM RED』の谷口悟朗監督は、本書は津久井さんの新たな表現だと書いています。『ONE PIECE』ではルフィ役として人気の声優・田中真弓さんは、実の姉弟のような関係性を伝えてくれました。本当に多くの仲間たちが津久井さんへの思いをつづっており、今後どんどん公開予定です。
60万字の思いを手と目で綴った
『ALSと笑顔で生きる 声を失った声優の「工夫ファクトリー」』は、意識はあるのに体が動かなくなる難病ALSと向き合う一人の声優の記録です。手が動かなくなったら口に割り箸をくわえてキーボードを打ち、トイレに行けなくなったら、オムツを研究するなど、工夫を重ねながら生きる道を模索してきました。最後は目で書いた、60万字の思いが詰まっています。
2026年4月27日発売。著者は津久井教生。仕様は四六判ソフトカバー、288ページ。講談社から定価1870円(税込)で発行されます。Amazon売れ筋ランキング「終末期医療」ジャンル1位、「医療」ジャンル1位を獲得しています。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008407.000001719.html