お姉ちゃんの複雑な気持ちを描く絵本、妹への愛情が目覚める瞬間


上の子の本音を代弁する絵本が5月14日発売
株式会社Gakkenは、2026年5月14日に絵本『いっちゃんは わたしの かわいい いもうとです』を発売する。タイトルはタイトルは妹への愛情にあふれているが、実は姉の複雑な思いを描いた作品である。
「かわいいけどかわいくない」姉妹の関係性が共感を呼ぶ理由
物語はお姉ちゃんの困り顔で始まる。「いもうとって ほんとに かわいい?」そう言いたげな様子から、モヤモヤを抱えている心情が伝わる。子どもにとって人生最初のピンチは、弟妹の誕生だと言われており、この「フクザツなキモチ」はすべてのお姉ちゃん、お兄ちゃんにとって永遠のテーマとなっている。妹は姉のものを欲しがり、欲しいものがあるとお店で泣きわめき、夜中のトイレにはついてくるよう言う。一見すると大変なことばかりだが、妹がうれしそうに言うある言葉がこれらを変える。
イラストの表情が物語の鍵を握っている
イラストレーター・北村裕花さんの描く人物は、まなざしが秀逸だ。妹を見つめる「わたし」の目からは、言葉にならないやるせない思いが伝わり、とまどい、あきれ、不安といった複雑な感情が表現されている。妹に内緒でお母さんに抱っこしてもらう時の表情には、思わずきゅんとさせられる。ラスト、「こまった いもうと」と言いながら、いっちゃんに向けられた優しさにあふれるまなざしから、まさに目が語るお話であることが分かる。
親野智可等先生も推薦する、きょうだい愛が深まる一冊
教育評論家・親野智可等先生からも素敵なコメントが届いている。先生は、自分に妹や弟がいる子は読みながら共感することは間違いなく、自分の気持ちを見つめ直し、きょうだいへの愛情を自覚するきっかけになると述べている。また、きょうだい仲をよくしてあげるのは親が残す最高の教育の一つであり、それは一生の財産になるだろうと指摘している。
著者・イラストレーターが込めた思い
文・よこみちけいこさんは、自身が二人姉妹の「妹」だったことから、姉のことは本当に恐ろしかったと振り返る。子どもの頃は姉の持つおもちゃや本、将来の夢までもが素敵に見え、「お姉ちゃんみたいになりたい」と憧れて真似ばかりしていたという。また、自身の子どもたちを見つめては、手のかかる弟に振り回され健気に耐える娘に申し訳なく思うこともあったが、成長とともに立場が逆転し、ぶつかり合い、真似し合い、育んでいく絆がいつか宝物になると気づいたのだという。
絵・北村裕花さんは、兄がいるので妹のいっちゃんの立場だが、きっと子どもの頃の兄も、この絵本のお姉ちゃんのように我慢をしたり嫉妬をしたり、複雑な気持ちもあったのだろうと振り返りながら、姉妹の表情と気持ちを込めながら描いたと語っている。
商品の詳細情報
『いっちゃんは わたしの かわいい いもうとです』は、文がよこみちけいこ、絵が北村裕花による作品である。定価は1,650円(税込)で、判型は265×228mm、ページ数は32ページとなっている。ISBN番号は978-4-05-206343-5で、発行所は株式会社Gakkenである。
出典: https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000008910.000002535.html