2022年5月、人気漫画「サザエさん」一家が警視庁の防犯広報大使に任命され、話題になりました。地域の防犯意識をより一層高めるため、警視庁は「サザエさん」の原作漫画を使用したコンテストを開催中。空欄になっている4コマ漫画の吹き出しに、防犯にまつわるセリフを入れてください。締切は2022年12月10日で、都内在住の人ならだれでも応募可能。優秀作品には賞状と記念品が贈呈されます。

サザエは防犯広報大使でございま～す！

令和4年度の防犯広報大使は、誰もが知っている国民的人気キャラクター「サザエさん」。今年度のサザエさんは、家族とともに特殊詐欺の被害防止を呼びかけるパレードを行ったり、防犯アプリ「デジポリス」の利用をプロ野球の始球式で呼びかけたりと、防犯啓発に大忙しです。

毎年10月11日から20日までの10日間は「全国地域安全活動」が各地で実施されています。これは、安全・安心に暮らせるまちを実現するため、地域ぐるみで犯罪防止に取り組む活動のこと。この一環として、このたび「サザエさん」の原作漫画を題材にしたコンテストが行われることになりました。

さーて、コンテストの課題は？

本コンテストの課題は、対象となっている原作4コママンガの吹き出し部分に、防犯をテーマにしたストーリーを考えてセリフを入れるというものです。

最初に紹介するのは、慌てて交番に駆け込むマスオさんとタラちゃんから始まるコマが印象的なこの漫画。タラちゃんが怪我をして泣いているのは、もしかすると不審者に誘拐されそうになったからかも……。

2枚目では、サザエさんがお客さまをもてなす様子が描かれていますが、どこか様子がおかしくて……。おいしそうに茶菓子を頬張るおじさんは柔和な顔をしていますが、犯罪者は見た目で判断できません！　盗みを働く前に下見にやってきた窃盗犯だったら……と思うと、怖いですよね。

最後の漫画は、お巡りさんがどのコマにも登場しないのが特徴です。波平さんの顔色を変えた、ワカメちゃんのひとことが気になりますね。まさか、特殊詐欺の電話がついにサザエさん家にまで……？　

令和4年の全国地域安全運動では、「子供と女性の犯罪被害防止」「特殊詐欺の被害防止」を重点的に呼びかけていたそう。これを機に防犯意識を高めながら、あなたのセンスが光るセリフを入れてくださいね。

「ばっかもーん！」と言われる前に確認したい

「さっそく応募してみよう！」と筆をとる前に、いくつか確認しておきたい注意事項があります。まず、吹き出し以外の場所への文字の書き込みや、漫画部分への加筆や着色などは一切禁止。次に「サザエさん」の世界観を崩さないこと。最後に、ペンネームの使用はNGです。必ず本名で応募しましょう。

応募は漫画1枚分だけでもOK。ぱっと思いついたセリフからストーリーを広げたり、テーマにしたい犯罪から漫画を選んだり……。いろいろな展開を考えて、波平さんに褒めてもらえるような、ステキな漫画にしてくださいね！

あみこ

三度の飯よりゲームが好きな公募情報ライター。ソシャゲのスタミナ消費に追われながら、最近公募に目覚めた娘のチャレンジを応援する日々を送っている。

出典：https://www.keishicho.metro.tokyo.lg.jp/kurashi/anzen/4koma.html

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