幸せ体験を、パチン!「第13回 マックス『心のホッチキス・ストーリー』募集」
「もしも思い出を心にホッチキスすることができたら……」そんな思いから始められた本賞では、400字程度の文章作品を募集しています。主催は、1946年以来ずっとホッチキスを作り続けているマックス株式会社です。締切は2022年9月30日。マックス・心のホッチキス大賞にはギフト券5万円とマックス製文具セットが贈られます。日常の大切な瞬間を短い文章にまとめて、パチン!ととじてみませんか?
この時代だからこそ、気づくこと
「今年の夏は、ノーマスク生活!」という期待を消し去ってしまった第7波の到来。オンライン授業やリモートワークが続き、人との交流は相変わらず難しい状況ですが、本賞への応募数は年々増え続けており、前回はなんと10万人を突破したそうです。
例年、「今の幸せ」「家族の絆」「友だちとの思い出」など、いつまでも心にとどめておきたい思いや出来事を募集しています。昨年は在宅時間が増えたことをきっかけに、周囲の人々とのつながりや絆を改めて考えて、かけがえのない思い出や大切にしたい人への感謝を表現した作品が多く寄せられたとのこと。開催年の社会情勢によって応募作品傾向が変化するのも特徴のひとつです。
あなたの物語が、きっと誰かを幸せにする
歴代受賞作品は、主催者WEBサイトで読むことができます。ここでは前回受賞作の一部をご紹介しましょう。
「マックス・心のホッチキス大賞」に選ばれたのは14歳の作品です。塾帰りの電車で、いつも乗り合わせる人たちから寝過ごさないよう声をかけられたことをきっかけに交流が生まれたそう。相談した際にかけてもらった言葉が苦しいときの励みになっていることが綴られています。コロナ禍でも、人とのふれあいの大切さを忘れたくないと感じさせてくれる作品です。
「マックス・U-18大賞」には、夏祭りの中止で落ち込んでいた作者に、従姉妹がかけてくれた一言で、思い出に残る浴衣での女子会を開催できた作品など3点、「マックス賞」には、集団就職で旅立つ前に祖母が教えてくれた継ぎ当てとボタン付けが社会人生活で役立ち、祖母の微笑みと共に今も心に残っていることを綴った作品など5点が入賞しました。
受賞作品は応募の参考になると同時に、読者目線で楽しめることも魅力のひとつです。私は、2017年大賞の「ネズミさん」(父親)と手紙のやり取りをしていた幼い頃の想い出を綴った、まるで絵本のような作品に癒されました。あなたのエピソードも、読む人の心にやさしい灯りをともすことでしょう。ぜひ、幸せ体験を、たくさんの人にシェアしてください。
さんたろう
フリーランスの図書館司書&ライター。旅が好き。地方発の公募情報は、旅心をくすぐる。
出典:https://www.max-ltd.co.jp/about/cocoro_story/
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