まばゆい姿、今なお健在。「姫路城世界遺産登録30周年記念ロゴマーク募集」
姫路市では、「姫路城世界遺産登録30周年記念ロゴマーク」を募集中。最優秀賞には賞金5万円が贈られます。締切は2022年9月30日。日本が誇る世界遺産、姫路城の保全・活用にあなたのデザインスキルを生かしませんか?
「白鷺城」の優美を後世に
シラサギが羽を広げたような優美な姿から「白鷺城」の愛称で親しまれる姫路城。白漆喰総塗籠造りの鮮やかな白の城壁や、大天守と東・西・乾の小天守が連結された連立式天守が特徴です。大天守は、慶長14年(1609年)に建築。現在も美しい輝きを放っています。
そんな姫路城が日本で初の世界文化遺産に登録されてから、来年で30周年を迎えます。 姫路市では、姫路城の保全管理・活用促進を広くアピールするため、世界遺産登録30周年記念ロゴマークを募集しています。
募集要項では、姫路城の歴史的・文化的価値を高め、30周年の「30」を入れることなどが指定されています。江戸時代初期の建築美と、記念ロゴマーク。400年以上の時を隔てる2つの「デザイン」を、あなたの手で融合させてください!
国の宝から、世界の宝へ
姫路城は1993年12月、奈良の法隆寺とともに、日本初の世界文化遺産となりました。
世界文化遺産は、文化庁が国宝や重要文化財などに指定している歴史的、普遍的価値のあるものの中から推薦ののち、審査を経て、ユネスコの世界遺産委員会で正式に指定されます。現在指定されているものは、ピラミッド、ベルサイユ宮殿、万里の長城など芸術的価値のあるものや、時代を象徴するものばかりです。
姫路城の指定理由は、その美的完成度が日本の木造建築の最高の位置にあり、世界的にも類のないすぐれたものであること。また、天守群を中心とした櫓、門、土塀などの建造物や石垣、堀などからなる土木建築物が、17世紀初頭の城郭建築の最盛期に造られていること。これらが良好に保存され、防御の面での工夫が施された日本独自の城郭の構造を最もよく示す城であることなどが評価されたためです。
姫路城は、さまざまなところで集計・発表される国内のお城人気ランキングでもトップ常連。多くの人が一度は訪れたいお城の1つといえるのではないでしょうか。ロゴマークには、実際にお城を目の当たりにしたときの思いを込めるもよし、まだ見ぬ憧れを込めるもよし。日本のお城の最高峰という価値も踏まえてデザインを考えるのもいいかも。
青空に映える白壁がまぶしい姫路城
本川かや
公募情報ライター。特に注目しているのは、文芸とアート系。作品や取材先の方の言葉に胸震わせながら執筆している。藤井風さん、落語家の柳家緑太さんが好き。
出典:https://www.city.himeji.lg.jp/kanko/0000020639.html
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