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小さく、美しき芸術作品。「国際コイン・デザイン・コンペティション2022」

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アート・絵画・工芸
公募ニュース

独立行政法人造幣局では、「国際コイン・デザイン・コンペティション2022」にて、コインの図案を募集しています。部門は一般部門と学生部門の2つ。一般部門の最優秀賞には賞金50万円が贈られます。締切は一般部門2022年7月31日、学生部門9月15日。

集めたくなる美しさ

小さな面に凝縮された芸術性の高さによって、国内外を問わずファンやコレクターが多いコイン。海外旅行で出会う各国の通貨だけでなく、今あなたのお財布に入っている日本の貨幣も、よくよく見てみると意外なものが描かれていたことに気づき、愛着が湧くかもしれません。本コンペは、そんなコインのデザインを競うものです。

応募者は、直径30㎜のコイン表裏の図案となるスケッチを提出します。一般部門は、第1次審査通過後に第2次審査用の石膏原版を提出できる人を対象とし、学生部門は大学・大学院・各種専門学校などに在籍する学生で1992年8月31日以後に生まれた人が対象です。学生部門では、石膏原版の提出はありません。応募方法や締切が部門により異なります。詳細は、応募要項を参照してください。

貨幣デザインの芸術性向上のために開催され、すぐれた美しい作品が期待される公募です。造幣局が主催とは、なかなかレアですよ!

国際色豊かな作品たち

一般部門の最優秀賞と優秀賞は、賞金のほかに応募デザインのメダルが贈られます。毎回、海外からもさまざまなデザインが寄せられています。

前回は一般部門に9か国から44作品、学生部門には5か国から502作品の応募がありました。一般部門 最優秀賞は、イタリアからの作品でした。上位入賞作を紹介しましょう。

 

【一般部門】

最優秀賞作品「Humanity in Nature(自然における人間性)」

 

 

優秀賞作品「狼の住まう山」

 

 

【学生部門】

フューチャー賞作品「故郷の存在」

これまでの入賞作品には、具象的で柔らかな曲線のデザインもあれば、抽象的で直線で構成されたものもあります。それぞれに魅力ある過去の入賞作品をぜひ見てみてください。

あなたなら、どんなデザインにしたいでしょうか? 図案のテーマは自由です。インスピレーションを広げ、今までに誰も見たことのないコインを生み出すのもよいかもしれません。

 

国際コイン・デザイン・コンペティション2022

●賞:一般部門 最優秀賞1点=50万円

●締切:一般部門2022年7月31日(日)、学生部門9月15日(木)

本川かや

公募情報ライター。特に注目しているのは、文芸とアート系。作品や取材先の方の言葉に胸震わせながら執筆している。藤井風さん、落語家の柳家緑太さんが好き。

出典:https://www.mint.go.jp/enjoy/competition/event_ent2022.html

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