ここから、羽ばたく!「第63回 講談社児童文学新人賞」
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講談社では、児童文学新人賞を募集します。はじめて物語に出会う子どもたちへの童話から、未来を生きる力となるヤングアダルト小説まで、オリジナリティあふれる作品を求めています。締切は2022年3月31日。新人賞には賞金50万円が贈られます。
多くの作家を輩出し、たくさんの本が生まれた
1959年に講談社創立50周年の記念としてスタートし、今回、第63回を迎える児童文学新人賞。第1回受賞作は『龍の子太郎』(松谷みよ子)、第5回は『クレヨン王国の十二か月』(福永令三)など、今も読み継がれている名作が名を連ねます。1986年受賞の『ルドルフとイッパイアッテナ』(斉藤洋)は、アニメやミュージカルにもなり、子どもたちだけでなく、大人が読んでも楽しめる作品です。
ほかにも、はやみねかおる、森絵都など、この賞でデビューし、今では児童文学から一般文芸まで幅広く活躍する作家も多いことが特徴です。児童文学の対象年齢は小学1年生から高校生と幅広く、入賞作品は講談社から書籍として刊行されるのも魅力です。
楽しく書く 自由に読む
応募に関する詳細は、講談社のWebメディア「コクリコ」で確認できます。児童文学賞の歴代受賞作品紹介のほか、児童文学作家のインタビュー記事なども掲載されているので、ぜひ参考に!
「コクリコ」に掲載されている童話作家・角野栄子さんのインタビュー記事に、執筆するうえで大切にされていることが書かれています。
「私は児童文学作家だけど、子どもに向かってこれを言いたい、というのはありません。まず自分で楽しく、気持ちいいラインで書いていく。ただそれだけ。子どもに何かを伝えようとして書くと押しつけになるでしょ。それは絶対避けたい。自由に読んでほしいんです。もちろん私の中のテーマはありますが、それは表には出さないで、物語に溶け込ませて書くようにしています。」
(出典:コクリコ「オリジナルインタビュー 童話作家・角野栄子さん/『魔女の宅急便』と子育て」https://cocreco.kodansha.co.jp/general/news/juvenile-literature/qO3Js)
これから作品を書こうとしている人の支えになりそうな言葉です。子どもたちが心から楽しめる物語を、紡いでいきたいですね。
三宮貴子
公募情報ライター。旅が好き。この仕事の魅力は、知らなかった街の情報に出会えること。いつか、公募主催地ツアーをしてみたい。
出典:http://ehon.kodansha.co.jp/literature_award.html
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