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つくログ

xatar子
2025/12/14 16:04
・危険物安全標語・妖怪川柳・おせちのキャラクター応募してみました🐻‍❄️ 川柳ってなかなか難しい…
だっち
2025/12/14 16:00
第13回芥川龍之介恋文大賞（完成）エコリカ年賀状お年玉キャンペーン（投函済み）年内へ向けて楽しみながら書きます🖋
齊藤　想
2025/12/14 12:21
第17回創元SF短編賞 https://koubo.jp/contest/259950 最終推敲をする。冒頭を半ページほど書き直す。繰り返しになっている描写を削り込む。ラストで出かけたはずの人物が家から出てくるミスに気がつき、微修正する。最終的に40×40で12枚+20行となりました。あとは概要だけですが、悪戦苦闘。来週はひたすら概要を見直します。 Gakken × 朝日中高生新聞ショートショートコンテスト https://koubo.jp/contest/274599 「お題③ SF・ミステリー」のミステリーを書くが、これは大失敗。そもそも回答編から始まり、後で推理編という逆転の構成に無理がありすぎたかも。来週改善案を考えます。「お題④ 青春・恋愛」のアイデアを考えるも、一晩たったら綺麗に忘れる。いつものことです。忘れるアイデアということは、その程度のネタなんだろうなあとは思うのだが、今回のアイデアについては、なんかもったいない気がする。そのうち、ふっと思い出すかも（笑）
穂積歩夜
2025/12/14 11:07
リングローの「パソコン川柳コンテスト」。受賞は逃しましたが、ノミネートの10作品に選出されました！『今の子はパワポじゃなくてCanvaなの？』 https://www.ringrow.co.jp/blog/2025/12/12/9059 受賞作品、秀逸すぎて脱帽です…。
村山　健壱
2025/12/14 07:56
#第50回どうぞ落選供養今回も落選供養といたします。しっかり成仏してください。＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊「本日のコーヒー」村山健壱（テーマ「まちがい」）＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊＊　木製の扉を開け、直樹はその店「ビーンズ」に入った。椅子が五つ並んだカウンター席があり、入口からみて二番目の席に初老の女性が座っていた。彼女はホットケーキを食べながら、カウンター越しに店主とおしゃべりに興じていた。　直樹は右を向いて四人掛けのテーブル席を目指した。一番奥にはスーツを着た男女が座りメニューを眺めていたが、手前の三席は空いていた。一番奥の席が望ましいと思ったが先客がいるのでは仕方がない。直樹は二番目の席に行き、入口から遠い方の窓際に腰を下ろした。背もたれと左右の肘掛けが一つの曲線を成している椅子で、クッションは柔らかかった。　店員が注文を取りに来た。コーヒー豆にこだわった店のようで、メニュー表には様々な国の名が並んでいた。しかし直樹はコーヒー豆の種類に関心を持ったことがない。なので「本日のコーヒー」を選んだ。店員は「グアテマラのセミハードビーン」と言っていたようだが何のことかはよく分からずに頷いておいた。　カウンターに目をやると理科の実験で使うようなフラスコが並んでいた。淹れ方にもこだわりがあるようで、コーヒーが運ばれるまでちょっと時間がかかることを覚悟した。それまでの間に彼女が来てくれればいいな、と直樹は思った。　彼女と会うのはこの日が初めてだった。マッチングアプリを通じてやり取りを重ね、一か月くらいが過ぎていた。コーヒー好きであることはその間に知ったが、アメリカ系全国チェーンの話を数回した程度だった。したがってこういう本格的な店で待ち合わせるというのが、直樹には意外だった。約束の時間にはまだ十五分ほどあったし、コーヒーの話題に全く合わせられないのも困るかと思ったため、スマートフォンでグアテマラコーヒーのことを検索した。　店員がカップに注がれたコーヒーを運んできた。心なしか普段飲むものより甘い香りがした。約束の時間まであと五分だった。直樹は砂糖・ミルクを使わないので、カップを持って一口飲んでみた。特に変わらないかな、と思ったが飲み込んだ後に残る甘みに気が付いた。なるほど、先程ヒットしたページには「果物を思わせる強めの酸味と花のような芳しい香り。後から花の蜜のような甘みが出る」のがグアテマラコーヒーの特徴と書いてあったのだが、その通りなのかな、と直樹は思った。そして自分の感覚は正確で、コーヒー通になれるかもしれないとも思った。　約束の時間まであと一分、となったところで木製の扉が開いた。自分と同年代の女性が一人入ってきた。淡くブルーが入ったシャツに、太目のパンツ。彼女に違いない。直樹は腰を浮かせて軽く右手を挙げた。彼女は一瞬目を大きく開けた後、笑顔になって直樹の前にやって来た。「おきさん、ですか？」　直樹には「な」の音が聞き取れなかったが、彼女とて初対面の男に会うのだ。緊張で最初の音をきちんと発音できないこともあるだろう。「はい、そうです。お待ちしていました。すみません、先に頂いていました」　プロフィール写真と印象が少し異なっていたが、女性はメイクや衣服で大きく印象が変化するものだ。それに笑顔は作っているが、硬さがあるのも十分伝わって来た。直樹は彼女に着席と注文を促した。彼女はやはりコーヒー通らしく、「本日のコーヒー」ではなくルワンダのスカイヒルという銘柄を注文した。「本日のコーヒーですか？」彼女が直樹に尋ねた。「ええ、僕はそんなに詳しくなくて。でも花のような香りと喉に残る甘みは感じました」　先ほど調べた言葉を直樹は並べた。彼女はちょっと不思議そうな表情を浮かべたが、すぐに笑顔を向けてくれた。　その時、店員が早足でこちらにやってきた。待ち合わせの相手が来店したので、急いでコーヒーを運んで来たのかと直樹は思ったが、裏返したトレーを両手で抱えているのみだった。　店員は直樹の前で止まって、おもむろに頭を下げた。「申し訳ありません。先ほど本日のコーヒーを誤ってお伝えしました」「はあ」直樹は気のない返事をした。「グアテマラは昨日の提供で、本日はエチオピアのモカイルガチェフェでございます。等級はジーの三です。大変失礼いたしました」　店員の女性は頭を挙げて去って行ったが、目の前の彼女は緊張が解れたようで表情が明るくなっていた。「いや、おきさんのお話と店先にあった『本日のコーヒー』が一致しなくて。もし調べていたら『柑橘類のような酸味』とか『ジャムみたいな甘くて爽やかな香り』って言いそうなのに、違うこと言っているから。オリジナル？　って思って」　彼女がリラックスしたのは良いのだが、今度も「おきさん」と呼ばれた直樹は何かがおかしいと思った。その時、直樹のスマホが音をたてた。「出てください」と彼女が促したので直樹はスマホをタップした。今会っているはずの女性、悦子さんからだった。「もう十分以上経ちますが、何かありましたか？　『ビームス』に入ってますね」「どうしました？」彼女が直樹の顔を覗き込んだ。「えっと、僕、『おき』じゃなくて直樹、岩崎直樹と言いますが。貴女は……」　その時、木製の扉が慌ただしく開き、直樹たちより少し老けた男が現れた。【了】

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