時代の心をつかめ!「第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞」
KADOKAWAでは、広義のミステリ小説またはホラー小説を募集しています。文字数は、400字詰め原稿用紙換算で300枚以上600枚以内。締め切りは2022年9月30日。発表は2023年4月頃です。大賞受賞者には300万円と金田一耕助像が贈られ、作品は単行本として刊行されます。
金田一耕助に続け!
横溝正史氏といえば、探偵・金田一耕助シリーズですね。『八つ墓村』『犬神家の一族』など、強固なミステリに独特なホラー要素が散りばめられた名作の数々は、多くの読者の心をつかみました。小説だけでなく、映画や漫画などさまざまな分野のエンタテインメントに影響をおよぼしています。
そんな横溝氏の名前を冠した、ミステリ&ホラー専門の文学賞がこちら。もともと、「横溝正史ミステリ大賞(第38回まで)」と「日本ホラー小説大賞(第25回まで)」に分かれていたものを統合した賞です。
選考委員を務める作家・綾辻行人氏は「ミステリとホラーの両要素を兼ね備えた作品はもちろん、ホラー要素がゼロのミステリであってもミステリ要素がゼロのホラーであっても、優れた達成が認められれば積極的な評価を――というスタンスで選考に臨むつもり」と語ります。
垣根を越え、新たなジャンルをつくるような気持ちで挑みましょう!
「読まれたい」あなたにぴったり
前述の綾辻行人氏だけでなく、有栖川有栖氏、黒川博行氏、辻村深月氏、道尾秀介氏と、そうそうたる作家が審査を務めます。憧れの作家に作品を読んでもらうチャンスです!
今回は小説投稿サイト「カクヨム」からの応募も可能です。最終候補作品のなかから、「カクヨム」ユーザーの投票によって選出される「カクヨム賞」も設けられました。また、読者賞に選ばれた作品は、文庫として刊行される予定です。
第41回の大賞作品『虚魚』は、幽霊や呪い、祟り、オカルト、超常現象がうずまく「怪談師」の物語。「わたしは探している。怪談を。」というキャッチコピーからしてゾワッとしますね。今年の10月に単行本が発売されました。書店でぜひ手にしてくださいね。
多くの人に読んでもらえる可能性のある、注目度抜群の歴史ある賞。力作を練りあげて、ぜひ挑戦したい公募です。
芦田みどり
公募情報ライター。最近は各地を盛り上げるご当地公募から目が離せない。好物はネギトロ公募ガイド公式Instagramでも執筆中。
出典:https://awards.kadobun.jp/yokomizo/
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