第40弾「第27回潮風のキルト展」やってみた♪
最近、おうち時間が増え、イスに座ることが多くなりました。そこで、イスに合う新しいクッションが欲しいな…と思った香山。どんなクッションがあるのか調べていると、キルトのクッションを募集している公募を見つけました。自分でクッションを作れば、好みのものができるかも…!
ということで40回目に挑戦するのは、NPO砂浜美術館が主催する「第27回潮風のキルト展」です♪
針と糸を使った細かい作業があるため、コンテスト難易度は星★★★★☆です。
応募内容
オリジナルのパッチワークキルトとクッションを募集しているこちらのコンテスト。テーマは「布を楽しむ」です。小さな布を色々組み合わせてみたり、モダンなパターンに挑戦してみたり、思いっきり布を楽しんでみてくださいね。身近にある古着など再利用布を活用した作品もお待ちしています!
キルト部門は、縦横100cm以上×縦横200cm以内の大キルトと、縦50cm×横50cmの正方形の小キルトを募集♪ どちらの場合も裏面に、展示用の帯と「題名・氏名」を書いた布を縫いつけてください。
クッション部門は、縦横50㎝以内で形は自由。クッションの中身も必要ですが、45cm×45cmの正方形の場合は、カバーのみで応募OKです! 作品には展示用のループと、裏面に「題名・氏名」を書いた布を縫いつけてください。
応募は郵送のみ。作品と共に、応募用紙と作品に込めた思い・伝えたいこと(200字以内)を送付してください。応募料は1点につき、大キルト3,000円、小キルト2,000円、クッション2,000円。応募の際に、郵便振替で振り込んでください。締め切りは2021年10月10日(日)。
材料
はじめに書いた通り、今回はクッション部門に挑戦してみたいと思います! こうらに色々な布を使ったら楽しそうなので、カメを作りましょう♪
主な材料は、①キルト綿、②裏布・クッション用の布、③パッチワーク用の布、④綿(写真では一部のみ)、⑤刺繍糸です。
1. キルトトップを作ろう!
布に、HBの鉛筆で型紙を写して、切っていきます。カメのこうらになるので、六角形のピースにしてみました!
ピースを並べて、縫う順番を決めましょう。なんとピースは全部で145枚! 同じ色や、似ている柄が隣にならないように並べていくのですが、思ったよりも難しいです…汗。頭の体操になりますね。
ピースをつないでいきます。きれいに仕上がるように、針目は細かくそろえて縫いましょう!
10本の帯になりました! 柄が似ていて縫い合わせる順番を間違えてしまいそうなので、列の番号を書いた札を左側に付けてみました。これで安心です。
列の番号を確認しながら、帯同士を縫っていきましょう。
トップができました。華やかで素敵ですね♪
2. キルティングをしよう!
トップにキルティングラインを書いたら、裏布→キルト綿→トップの順に重ねて、しつけをかけます。
※キルティングライン:キルティングをするときの印のこと。写真では水色の線になります。
キルティングラインに沿って、縫っていきましょう! まっすぐ、同じ間隔になるように、慎重に縫い進めます。
キルティングのできあがりです。ぷっくりと立体感がでましたね。
3. カメの形にしよう!
キルティングをした布ともう1枚の裏布をクッションカバーの形にカットして、中表に合わせます。後でクッションを入れられるように、裏布には入れ口を作ってあります!
ミシンで縫っていきます。ほつれ防止のため、まわりにジグザグミシンもかけましょう。
表にひっくり返します。 お! カメのこうらに見えますね♪
カメの手足、顔、しっぽのパーツもミシンで縫いましょう。
顔のパーツに目と鼻を刺繍します。顔のバランスをみながら、丁寧に縫っていきましょう!
できあがった各パーツを、カメのこうらに縫いつけていきます。
4. クッションを作ろう!
カメのこうらの中に入れるクッションを作ります。クッション用の布をミシンで縫いましょう!
中に綿をつめていきます。やわらかめのクッションが好みなので、綿は少なめに♪
綿の入れ口を縫ったら、クッションのできあがりです。カメのこうらに入れてみましょう!
完成!
カメのクッションの完成です! たくさんの柄が入っているので、見ているだけでワクワク♪ 「布を楽しむ」のテーマの通り、布の組み合わせがカラフルで楽しい作品に仕上がりました☆ しっぽの部分は展示用のループになっています。
気になるカメの顔はこんな感じです。ニコニコ笑顔で癒されますね♪
かわいくできたので、今回の香山的完成度は星★★★★★です! カメの裏面に、題名と氏名を書いた布を縫いつけて、さっそく応募してみましょう。
今回のポイント&感想
ポイントは「布の組み合わせ」です。今回作ってみて、組み合わせる順番が1か所違うだけで作品の雰囲気も変わるな…と感じました。色々試して、ぜひお気に入りの組み合わせを見つけてみてくださいね♪
制作にかかった期間は2週間です。毎日約3時間制作しました! できあがるまでに時間がかかった分、自分好みの大きさや形のクッションに仕上がり大満足です。1針1針心を込めて縫ったので、背中でつぶしたりせず大切に使いたいと思います。
審査により、「潮風大賞」(大キルト)に選ばれた方には賞金10万円を、「こもれび大賞」(小キルト、クッション)に選ばれた方には賞金2万円を贈呈! この他、ささやき賞や砂浜美術館賞など、様々な賞が用意されています。
さらに、全ての応募作品は、砂浜美術館(高知県黒潮町・入野松原)に展示されます! 開催期間は2021年11月19日(金)~11月21日(日)です。美しい松原と、潮風にゆれるキルト作品はまさに絶景☆ ぜひ、みなさん応募してみて下さいね!
香山衣美
ライター。公募の入選回数は300回以上。得意分野は川柳や短いエッセイだが、最近はアートや料理公募でも入選している。直近では、「世界を変えるキャッチコピー大賞」で大賞を受賞。
出典:http://www.sunabi.com/works-art/27th-shiokaze-quilt_entry/
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