応募数過去最多「だから、ことば大募集」結果発表!
ことばのちから実行委員会と松山市は、3月14日(日)に松山市立子規記念博物館で「だから、ことば大募集」表彰式を開催。審査員長である作家・文芸評論家の高橋源一郎さん、審査員のラッパーDisry(ディスリ―)さん、一部の受賞者が参加し、審査結果が発表されました!
ことばが宝物のまち、松山
数多くの文豪に愛され、俳都としても有名は松山市は「ことばのまち」を掲げており、過去には2000年と2010年に「だから、ことば大募集」を開催しました。これまでの入賞作品は市役所をはじめ、町のいたるところを彩っています。
今回は、家族や大切な人へのことば、世の中に伝えたいことば、思い出に残っていることば、などの「想」をテーマとしたことばを募集。過去最多となる22,440点の応募が国内外から寄せられていました。
大切な人へ向けた日常のことばが大賞に
大賞に輝いたのは、松山市在住の山口真由さんの作品。
「『ふるさと』をようけ詰めて送るけん」
山口さんは作品に込めた想いついて、「県外に大切な人がいる方、そしてその大切な人に荷物を送ったことがある方なら、誰もが心の中で思ったことがある、そんな日常の小さなつぶやきを言葉にしたものです。コロナ禍でも誰かを想い、誰かに想われるという心のつながりが失われていないことを感じてもらえれば」と語りました。
審査員長の高橋源一郎さんは今回の応募作について、「受賞した作品以外にも素晴らしいことばが多くあり、目移りしましたが、コロナ禍でも、こういうことばがあれば遠くのものが近くになる、どんな壁も乗り越えていける、そんなことばを選びました」とコメント。その後のDisryさんとのトークイベントでは、「ことばのまち松山」の魅力や、小説とラップを比較しながらことばの可能性を話し合うなど、大いに会場を盛り上げました。
表彰式の様子はこちらからご覧いただけます。